丸亀市議会 > 2021-06-10 >
06月10日-05号

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  1. 丸亀市議会 2021-06-10
    06月10日-05号


    取得元: 丸亀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    令和 3年第3回 6月定例会         令和3年第3回丸亀市議会6月定例会継続会会議録  令和3年6月10日(木) 午前10時             ───────────────  出席議員 24名 1番  渡  邉  一  馬 君  │  13番  横  川  重  行 君 2番  守  家  英  明 君  │  14番  加  藤  正  員 君 3番  角  野  仁  美 君  │  15番  大  西     浩 君 4番  中  谷  真 裕 美 君  │  16番  竹  田  英  司 君 5番  東     由  美 君  │  17番  三  宅  真  弓 君 6番  神  田  泰  孝 君  │  18番  多  田  光  廣 君 7番  水  本  徹  雄 君  │  19番  福  部  正  人 君 8番  岡  田     剛 君  │  20番  内  田  俊  英 君 9番  廣  田  勝  也 君  │  21番  真  鍋  順  穗 君 10番  武  田  孝  三 君  │  22番  横  田  隼  人 君 11番  香  川     勝 君  │  23番  山  本  直  久 君 12番  川  田  匡  文 君  │  24番  大  前  誠  治 君             ───────────────  欠席議員 なし             ───────────────  説明のため出席した者市長       松 永 恭 二 君 │ 庶務課長     山 下 友 通 君副市長      徳 田 善 紀 君 │ 財政課長     宮 西 浩 二 君教育長      金 丸 眞 明 君 │ 福祉課長     横 山 孝 雄 君モーターボート競走事業管理者     │ 子育て支援課長  好 永 邦 秀 君         大 林   諭 君 │市長公室長    横 田 拓 也 君 │ 健康課長     奥 村 登士美 君総務部長     栗 山 佳 子 君 │ 生活環境課長   松 岡 愼 司 君健康福祉部長   宮 本 克 之 君 │ 生涯学習課長   田 中 壽 紀 君市民生活部長   小 山 隆 史 君 │ スポーツ推進課長 吉 田 比夫美 君産業文化部長   山 地 幸 夫 君 │ クリーン課長   二 宮 卓 也 君ボートレース事業局次長        │ 農林水産課長   横 井 隆 浩 君         福 本 泰 幸 君 │秘書政策課長   窪 田 徹 也 君 │ ボートレース事業局経営課長                   │          重 成 英 司 君危機管理課長   満 尾 隆 弘 君 │ ボートレース事業局営業課長                   │          高 畑 正 弘 君             ───────────────  事務局職員出席者事務局長     渡 辺 研 介 君 │ 主査       高 橋 幸 見 君次長       平 尾 哲 男 君 │ 主任       伊 藤   傑 君総括担当長    松 尾 耕 平 君 │             ───────────────  議事日程第1 会議録署名議員の指名第2 一般質問             ───────────────  本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問             ───────────────                 会     議               〔午前10時00分 開議〕 ○議長(真鍋順穗君) おはようございます。   ただいまから令和3年第3回丸亀市議会6月定例会継続会を開会いたします。   本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。   本日の会議を開きます。   日程に先立ち、一言御報告を申し上げます。   去る7日の10番武田議員の一般質問に対する市長の答弁中、一部誤解を招きかねない発言がありましたので、後刻、会議録調製の段階で措置することといたします。御了承を願います。   それでは、これより日程に入ります。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(真鍋順穗君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。   会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、11番香川 勝君、12番川田匡文君を指名いたします。             ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(真鍋順穗君) 日程第2、これより一般質問を行います。   7日に引き続き、順次発言を許します。   20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) 今日は一般質問を行います。皆様と同様、本当に今回のコロナ禍で災害を受けられている方、また皆様に闘っておられる方に心から敬意を表し、お見舞いを申し上げます。   今朝、いただける答弁の模様を伺いましたら、かなりのボリュームになりますので、申し訳ありませんけれども、市民の皆様からお預かりしているお声をタイムアウトというわけにはいきませんので、申し訳ありませんが順番を変えさせていただきたいと思います。どうか御了承ください。また、1時間、お答えは、本当に準備を重ねていただいて申し訳ありませんけれども、簡略に、生意気を申して申し訳ありませんけれども、要点をお答えいただけたらありがたいと思っております。そして、今回初めてモニターを使いまして、試行をやってみます。ぜひとも成功に導きますように、御協力をお願いしたいと思います。   私のさきの選挙で訴えた3つの目指します、いわゆる公約、その一つが、市役所職員改革でありました。それでは、画像をお願いいたします。これが、今回の選挙で私が選挙公報に書かせていただいたものでございます。今日は、3番は、議会改革は私たちがやることですが、1つ目と2つ目について、1番と2番にお尋ねをしてまいりたいと、このようなことでございます。それでは、私の顔に戻してください。CVCでは、今、顔が映っていることになっております。   職員の皆さんは、真面目に、そして意欲的に、そして積極果敢に、日夜仕事に取り組み、使命を全うされています。今、配布している私のうちだ新聞には、3月定例会、予算特別委員会での私たちへの職員の皆さんからの答弁が、大変に残念な、意を満たさない、納得には程遠いものがあったことを厳しく指摘をさせていただきました。何より、この8年間、汗をかいて懸命に答弁をしている担当者に、市長や副市長が適切にかばいフォローに手を挙げない、こういう姿に、これで職員が育つわけはないわと、このように感じていました。議員の多くが同様の思いを抱いていたと思います。   ここで、東京の多摩市の元副市長田村一夫氏が著した本、「公務員が議会対応で困ったら読む本」という本がありまして、ここから幾つか事例を紹介します。この、2番の松永新市政における職員改革というものについては、市長の心意気を表していただければそれでいいので、ほとんど私の演説みたいになりますが、お聞き届けをいただけたらと思います。   議員は、自分の質問にどのように答えるかを見ながら、皆さんの、つまり職員の皆さんの管理職としての能力を見極めています。議会対応をきっちりできる管理職には、一定の評価をした上で信頼し、行政サービスの向上に向けた質疑をしてきます。以上、引用です。   誠に私たちは、市長をへこませることを目的に、あるいは利益誘導のためにここで質問をしているのではありません。24人の議員が、あれもせえこれもせえというのを全部聞いていたら、財政がもたない、人手も足りない、できるだけ議員の面目を潰さないように配慮しながら、やんわりと断る。しかし、その中にも、こちらがなるほどねえと引っ込みがつく政治姿勢やきちんと勉強した上での厚みのある答弁がもらえれば、自身の勉強不足も恥じ、そして市民の皆様には、市役所職員が頑張っていると、このようにお伝えすることもできます。   もう一つ、実際の管理職の議会準備を見ていると、部長が課長の仕事をし、課長が係長の仕事をしてしまっている。これは本末転倒で、課長は部長の仕事を、そして部長は理事者、市長の仕事をすることが重要。係長には課長の視点で仕事ができるように指導しなければならない。以上が引用です。   ともすれば、自分の持ち場の目線でのみ応対をしている姿に出くわします。市役所に来た市民の方が、怒りに震えながらも私にそれを訴えるシーンもあります。しかも、それは繰り返されるのです。   もう一つ、引用。管理職は議会を年4回の口頭尋問、口頭諮問の場と考えよう。プロの行政マンとして、議員には論破されないというのが基本的な姿勢だ。したがって、日々の業務の傍ら、議会対策もしなければならない。以上、引用です。   私はここで市長の10万円公約については触れませんが、その議論の中で、これは公約違反ではないかとの声がたくさん聞かれました。ある識者はアドバイスをして、市長の公約というのは、10万円支給という議案を議会に提出しますというほどのものにすぎないと書いていました。市民の皆様にも、これはよい機会ではないか、決めるのは議会の仕事である、決まったことを実施するのが市長と市役所の仕事である。二元代表制という言葉は当たり前に使われておりますが、東京大学の金井利之教授が、著書の中でこれに疑義を呈しております。思い切った私なりの解釈で紹介をいたしますが、代表権が2つあればややこしくてしょうがありません。予算を決めるのは議会だが、提出権は市長にある。否決されれば再議にかけられるなどと、厄介な仕組みで調整が図られておりますが、要は、私なりに解釈しますが、飯野山が2つあるのではなく、飯野山は1つ、ただ登り口が2つあるだけ。その頂上で市政の行方が議論をされ、決められていく。その頂上とは、市長室でも議長室でもなく、ここ本会議の議場である、このことを、職員、幹部の皆さんはくれぐれもお忘れなく。議員、質問しないでくださいなどといった後ろ向きな態度でなく、どうぞ質問してください、予算をつけて仕事をさせてくださいとの姿勢であってほしい。株主総会を無視していい会社はないのと同様、議会や議員を目の上の何とかと考えず、1つの飯野山のてっぺんで熱く丸亀姿勢を語る、そんな人材を、松永市政の下で育て上げてほしいと思います。   長くなりますが、もう一つ、引用。提案した議案に賛成してもらうため、そのための根回し、これは大きな目的であるが、職員も議員もそれぞれタイプが異なるため、根回しの方法に正解はない。以上、引用。   ここで根回しという語句をこのように真正面から使っているところを指摘しておきたいと思います。議会での追及を回避するための根回しではない、職員の皆さんが練りに練った制度設計、行政計画、予算案を議会を味方につけて実現に導く、そのための堂々たる論陣展開、そして市民の理解を得るためのまたとない格好の場所が議会である、こう考える果敢な人材、したたかでしなやかな人材をどう輩出するか。   次です。答弁慣れしていない課長が、頭が真っ白になっているという事態のことを書いてあります。引用ですが、部長も、議会答弁に慣れてない課長が動揺しているようなときには、「私の承知している概要では〇〇〇となっておりますが、詳細なデータは至急確認させます」などとフォローしてもらいたい。この8年間、このようなシーンが一体幾つあったでしょうか。   次です。議場内での調整がうまく進まないときには副市長の出番になるが、その際には、ただいまのお尋ねは複数の所管に関わる内容であり、準備ができ次第、それぞれの所管からお答えしますが、基本的な考えとしては、これこれしかじかと受け止めおりますなどと答弁をし、その間に関係所管で答弁調整をした上で、できたセクションから順次答弁をすることになる。以上、長い引用をさせていただきました。   先日、私は松永市長に1枚のDVDを差し上げました。NHKの番組を録画したものです。このタイトルは、「家臣はボクの宝です 徳川軍団天下を取る」というものでありました。井伊直政は新参者であったが、その能力を買われ、家康が重用しました。しかし、ほかの幹部からは妬まれます。一計を案じた家康は、さらに特別な直属部隊の対象に直政を抜てきします。これを粋に感じた直政は、小牧・長久手の戦いで10万の秀吉軍に3万の軍勢で勝利、誰も彼を疎ましくは思わなくなったとのエピソードがありました。また、戦では全く手柄を上げられなかった本多正信には、江戸の造成工事の監督を任せ、ここで正信は本領発揮、血しぶき煙る戦場では腰抜けとやゆされた彼が、今日の東京の基礎となる都市計画を成し遂げたのであります。さらに、戦場で傷を負い不自由な体となりながらも、真心から奉公した菓子職人大久保忠行。江戸は海に近く、井戸の水はどこも塩辛い、まんじゅうを作るのがうまいそちならば、うまい水を見つけることであろうと、彼に水道工事を一任。小石川上水、今の神田上水が、まんじゅう職人の手で出来上がったのであります。ほかにも、僧侶を使って中国語の貿易文書を翻訳させ、商人には貿易商品を調達させ、イギリスから渡ってきた三浦按針には通訳をさせて、貿易の道を開き、こうして蓄えた莫大な富と軍備で大阪の豊臣を滅ぼしたとありました。   さて、松永市長、あなたの下には1,700人の部下がそろいました。まだ就任から間がなく、具体的なビジョンを語れとお願いしても無理なことでしょう。家臣はボクの宝です、このNHKの番組がオンエアされたのは4月27日でありましたが、その前に発行した私のこのうちだ新聞にも、職員は市民の宝と書きました。あなた1人に家康の振る舞いを託すのも荷が重いかもしれません。ぜひ機転が利いて発言が滑らかであり、アイデアと誠意にあふれる言動、行動をできる側近の知恵袋をそろえるべきである。それがあなたの特権でもあるが、責任でもあり、市政の一丁目一番地ではないか。   以上、様々御提案したことを受けて、これからの職員改革に対して新市長の抱くビジョンを語っていただきたいと思います。私は、これからの4年間、タイミングを見ながら、市長の職員改革の取組と成果をこの場でお尋ねしてまいりたい。そのもといとなる市長の御答弁と受け止めます。庁舎が仕事をするのではないと、選挙で何度も申し上げました。これからの4年間で職員をこのように育てたいとの思いを、市長御自身の言葉で語ってください。ここまでは職員の議会対応の観点を中心に語ってきました。   もう一つ、市民に対したときの職員の対応力向上についてもお尋ねします。市役所の窓口での対応だけではなく、現場での市民との立会いなど、職員が市民と接する場面は様々です。ある部署の職員とは、ここのところ現場で何度も会う機会があり、大変に御苦労をかけております。そんなにすんなり解決する場面ばかりではなく、仕事とはいえ、感謝しております。一方で、私の届くところに、職員の残念な対応があります。ここに1通のはがきがあります。これは、ゆうちょ銀行から届いたもので、訪問してきた社員の応対の具合はどうだったかとのアンケートであります。説明は分かりやすかったですか、訪問してきたときです、ゆうちょの職員が。説明は分かりやすかったですか。相談に丁寧に応じましたか。必要に応じた提案をしましたか。親しい方に勧めたいと思いましたか。そして、最後に自由記入の欄であります。このように、郵便代をかけて行うかどうかは別にして、丸亀市職員についても、ひまわりボックスなど、市民の投書を待つ姿勢ではなく、仮に市民サービス向上月間などとして、来庁の方に御意見を求めてはいかがでしょうか、お考えをお願いいたします。 ○議長(真鍋順穗君) ただいまの一般質問に対し、理事者の答弁を求めます。   市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 職員改革に関する御質問についてお答えいたします。   今、地方自治体を取り巻く環境は、人口減少や少子高齢化をはじめ、情報化や多様化の進展、世界共通の目標であるSDGsの広がり、自然災害の危険性や感染症リスクの増大など、大きな変化の最中でございます。その移り変わりのスピードは早く、市民生活を支える行政施策にあっても、情報の変化への的確な対応が求められているところでございます。また、その事務を担う職員につきましては、これまでに培ってきた経験や知識だけでなく、変化を敏感に察知し、その変化に的確かつ迅速に対応する力が必要となってきております。そのため、私が求める職員像といたしましては、社会の動きや時代の変化に柔軟に対応できる職員であります。また、こうした変化の激しい時代であるからこそ、市民の皆様への説明責任を果たすとともに、こうした対話を通じて市民の皆様の信頼を得ることも大切です。そのため、職員には、聞くこと、伝えることを通じて信頼関係を築くことができるコミュニケーション能力も求めてまいりたいと考えております。しかしながら、こうした職員の育成は、一朝一夕にできるものではありません。私といたしましては、職員のキャリア形成の過程におけるジョブローテーション、人事異動や人事交換などの人事制度を活用するとともに、職場でのOJTを基本としつつ、職場内外における継続的な研修の実施とワーク・ライフ・バランスの実現や、健康管理などに取り組む組織づくりなどを通じて、職員一人一人の成長をしっかりと後押ししてまいりたいと考えております。   次に、職員の対応について、来庁者に意見を求めてはどうかとの質問でございますが、新庁舎での業務を開始してから2か月余りが過ぎようとしています。この間、来庁者から様々な御意見を頂戴し、施設面を中心に改善が必要なものについては一つ一つ対応をしてまいりました。また、議員御提案の職員の応対に関する意見聴取につきましても、今月下旬から来月にかけて、来庁者の皆様に窓口での職員の接客態度や説明の分かりやすさなどを伺うアンケート調査を実施する予定としております。今後は、このアンケートで寄せられた御意見も参考にしながら、市民サービスの向上と職員改革につなげてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆20番(内田俊英君) 議長、20番。 ○議長(真鍋順穗君) 20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) 非常にタイムリーにアンケート調査、何かまるで市長と私の出来レースみたいであったですけれども、私は決して知らなかったので、本当によかったと思います。職員の皆さんと話をしてみますと、私たちの通告書がそれぞれの職員の前のパソコンにまで届いているようであります。割と読んでくださっているんです。それならば、市長、よくインターネットの、誰か一人が質問をすると、それに対してそれを読んだ人が答えをする、その中で一番いい答えだった人をベストアンサー賞といって、一番みんなが注目するところであります。そういったように、今から小山部長がお答えられますけれども、僕ならこう答えるなということを、全員がやったら時間が足りませんが、そうやってだんだんに、この人は能力がある、あるいはこの人はよく分かっている、そういう人を職員の中から見つけ出していったら、それを繰り返していくことによって、きっと松永新市長のそばに置いておくべき人がその中からきっと出てくると思います。思いつきで提案をしたので、お答えは要りません。しかしながら、まだいろいろな知恵、工夫をしながら、人材育成に努めていただきたいと要望しておきます。   次に参ります。もう一度、先ほどの画面をお出しいただきたいと思います。新人の議員もいらっしゃいますが、いかがでしょうか、4年後の3月に、御自分がこの選挙公約で出した、あの選挙公報に載せたことを忘れていないか、そしてこれをこの4年間で僕はここまで達成しましたということを、4年後のこの3月議会の場でそれぞれに反省をし、また御報告ができたらいいんじゃないかなと思って、こんなことを生意気にも掲げさせていただきました。   2点目は、マルタスを拠点に市民活動うねりづくりでございます。では、画面を戻してください。   選挙で私が掲げた目指しますの2点目は、マルタスを拠点に市民活動うねりづくりでありました。これについてお尋ねします。   1番です。市民の皆様からいただく質問の幾つかを紹介します。1つ、喫茶店の使う水道料金はどうなるのか。1つ、期日前投票に市がマルタスを使ったが、その利用料も指定管理者に支払うのか。1つ、市の施設なのに、喫茶のもうけがどうして市のものにならないのかなどであります。この番組をまさにこの方が御覧になっております。これらで私が思うのは、指定管理者制度という仕組みについての理解が、まだまだ市民の皆様に得られていないということであります。同時に、カフェや子供の遊び場が脚光を浴びて、一部には、こんなことのために大金を費やすんかと、こういう批判があります。市民交流活動センターに込められたまちづくりの理想を、何としても広く市民の皆様に御理解をいただかなくてはなりません。5月いっぱい、CVCの15分番組、「人紀行」に登場したマルタスセンター長が、分かりやすくそのことを解説をしてくれていました。ここからはさらに、このマルタス設置の趣旨を皆様に理解いただく必要があるのではないか、一案として、この番組を短く再編をしてユーチューブで見てもらうなど、広報まるがめで漫画仕立てにして特集を組む、あるいは市民活動支援という本来の成果を当事者が体験として語る、またはよくある質問の形式で、今述べたような質問に短く答えるコーナーをホームページに設けるといったような、もっと戦略的な手だてが必要ではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 戦略的な手だてに関する御質問にお答えします。   市民交流活動センターマルタスについては、今年3月の開館以降、幅広い年齢層の方が来館し、館内の各スペースをそれぞれの目的に応じて利用され、来館者にはおおむね好評であるように思われます。しかし、その一方では、議員御指摘のとおり、本市がマルタス公共施設として整備した、その目的や運営方針などが市民の皆様に十分に理解されていなかったり、あるいは指定管理者制度の下、施設管理に要する経費や使用料収入の関係など、運営内容に疑問を抱かれたりするケースがあるのも事実として認識しております。   そこで、議員より幾つかの手法を御紹介いただいておりますが、まず中讃ケーブルテレビ、「人紀行」で放送された番組については、マルタスの目指す姿やそこで働くスタッフの運営にかける思いなどが込められており、視聴者の心に訴えるものがありますので、現在発信している施設紹介動画とともに、早速配信したいと考えています。   また、お知らせする内容をQ&A形式にまとめることは、指定管理者制度に係る市民の率直な疑問のように、ある特定の情報を知りたい人に分かりやすく伝える手法の一つとして有効と思われますので、こちらもホームページ上で、「よくある質問」のような形で掲載するよう進めてまいります。   議員御指摘のとおり、幾らマルタスが市民に親しまれ多くの方々に利用されても、そこへ公費を投入し整備した施設本来の目的や運営方針などが市民の皆様に広く理解していただけないことには、真に公共施設としての意味をなしているとは言えないと存じます。市の考えや方針を市民に分かりやすく説明することは、我々行政の責務でありますので、今後とも誰に対して何をお伝えしたいのか、議員御案内の戦略的な手だての観点から、より効果的な情報発信に努めてまいります。   以上、答弁といたします。 ◆20番(内田俊英君) 議長、20番。 ○議長(真鍋順穗君) 20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) あの「人紀行」の15分番組は、私も幾度となく家で録画をしまして、ダビングテンといって、1回の録画を10本作れるんです。私はそれを50本作りました。そして、今聞いてくださっている人に差し上げるんです。もう小山さんより先頭になって、私はマルタスを活用して大成功させていきたいと思う、そういう責任感を感じてやっております。一緒に本当に成功させていこうではありませんか。   続けます。2番目の問題点は、ここを活用する方々からのクレームであります。   多目的ホールのスクリーンが小さ過ぎる、映画を上映しようにも暗幕がない、書画展──書道展です──を開こうにも作品を掲げるフックもない、このような内容であります。この建物の設計施工に関して、こうした直接の利用者となる市民のニーズはしっかりお聞きしてきたのか。これから改善する方針はあるのか伺います。   先日の選挙で、ホールが期日前投票の会場となりましたが、車椅子利用の方は、まず市庁舎東側の思いやり駐車場に車を止めます。そこから一番近いマルタス北東の入り口が自動ドアになっておらず、観音開きで段差がある、これは全く設計上の不都合だったと言わざるを得ません。恐らくマルタスの正面玄関さえバリアフリーになっていれば間に合うと、こう考えての設計なのでしょうか。こういったシミュレーションはなかなか難しく、できてからこのように気づくというのもありがちかもしれませんが、できる限りの改善はしていただかなくてはなりません。併せてこれも伺います。   もう一つ、行きます。市役所新庁舎について、庁舎が仕事をするわけではないと、こう申しましたが、同様にこのマルタスの建物が市民活動をするわけではありません。私の息子が私の孫を連れて2階のキッズスペースを利用した折、私に語った第一印象は、遊具設備の優れていることよりも、そこにいるスタッフの対応のよさでした。私は、ここが市民と市民の交流、市民と行政の交流に加えて、市役所職員と民間会社員との交流の場となって、大いに刺激を受けてほしい、こう思います。私のさきの第1の質問に戻るようですが、新市長の人材育成方針の中で、ぜひ、渡り廊下でせっかくつながった新庁舎と市民の殿堂が、機能の面でも心でもつながる、本当に建物のコンセプトどおりの理想を実現してほしいと願ってやみません。お考えはいかがでしょうか。 ○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 御質問にお答えします。   マルタスの機能や設備、備品等につきましては、市民活動団体や一般市民、学生の方などを対象に、ワークショップや対面によるアンケート調査などにおいて、施設の利用イメージや具体的な設備等のニーズ把握を行いました。その際、多目的ホールの主な利用方法としては、ワークショップや講演会などにおける利用が多く、またその利用イメージに合った設備、備品の要望が多く寄せられましたことから、これらを総合的に勘案し、現在の仕様となったものでございます。そうした中、施設の運営が始まり、実際に利用される際に想定していなかった設備、備品に対する要望等が寄せられている状況につきましては、利用頻度や優先度なども勘案しながら、今後必要な改善を加えてまいりたいと考えております。   次に、マルタスの北東入り口の改善に関する御質問でございますが、議員御指摘のとおり、庁舎東側には思いやり駐車場があり、この場所は庁舎のみならずマルタスへ来られる方も利用されているものと思われます。しかしながら、現在、マルタスの北東出入口が自動ドアではなく開き戸となっており、車椅子を使用されている方には大変御不便をおかけしている状況にあると存じます。こうした状況につきましては、当初から、旧庁舎を解体した跡地に平面駐車場を整備し、その際には思いやり駐車場も設ける計画の下、マルタスの道側を正面出入口として、自動ドアを設けたものでございます。現在、市役所旧庁舎の解体を来年2月末をめどに進めており、その後、庁舎及びマルタス西側にも思いやり駐車場を確保する計画でございますが、車椅子使用者の方には現在も御不便をおかけしているのは事実であり、できる限りの改善を検討してまいります。   次に、人材育成方針の中で、マルタスの民間社員と交流を実現する考えについてお答えします。   マルタスと市庁舎は、その2階部分を建物内部でつなぐなど、建物コンセプトとして、相互が垣根なく行き来し、双方の業務や役割において相乗効果を期待するものでございます。このように、マルタスと市庁舎が併設されていることで、市職員もふだんから身近なところで民間からの刺激を受けやすい環境にあり、また議員御提案のとおり、市職員とマルタスの運営に従事する民間社員との相互交流に発展した場合は、おのおのの業務スタイルや価値観が交わることで、人材育成の観点からもさらに効果が期待されるものと考えています。そして、こうした機会をできるだけ多く設けることも、施設担当部局、また我々行政サイドの役割であると認識しております。その一例として、現在、担当課においては、市役所の各課が所管する業務の中で、指定管理者に伝えておくべき情報や、マルタスの集客力とオープンな雰囲気を生かした取組などについて、全庁的に調査を行っているところです。提案された内容を実現する過程においては、それぞれの立場で物事に対する考え方やアイデアを交換し、それまでに得られない新たな気づきや新しいことへの挑戦意欲にもつながると思われますので、今後ともこうした取組を繰り返すことによって、マルタスが市職員も含めて、さらに有意義な人づくりの場となるよう努めてまいります。   以上、答弁といたします。 ◆20番(内田俊英君) 議長、20番。
    ○議長(真鍋順穗君) 20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) 本の並べ方一つ、あれはフェース陳列というんだそうですけれども、集客、そして本のあの空間はええわというのは、早速図書館でも参考にできると思うんです。そういったように、ぜひともこのマルタスが市民の交流を引っ張っていく、そういったものにしていっていただきたいと、できる限りの改善と、それから挑戦をお願いしたいと思います。   それでは、次に参ります。   犬猫、ペットに関する施策であります。   1番に野犬について伺います。   ここで、私が撮ってきた写真を御紹介させていただきたいと思いますので、では画面を切り替えてください。これは川西町北であります。テニスコートのそばで、本当に会社の中をうろうろしておりまして、自由に出入りすることができました。次、これは川西南と垂水町の境の畑でありまして、御覧のように、大変に私にほえかかっております。こんなにほえる犬は珍しいであります。そして、近所で草刈りをしていた御主人がおられまして、内田さん、せっかく来てくれたけどな、せっかく捕獲したのにおりを放して逃がす人がおるん。それから、餌をやる人がおる。四、五年前は14匹おった、今は4匹と言っておりました。これが先ほどの犬であります。これは、多田光廣議員から通報をいただきまして、撮りに行きましたらおりました。で、私は動物好きですから、何もこのワンちゃんたちに恨みがあるわけではありません。本当に幸せそうに子犬2匹がじゃれておりまして、お母さんが私を警戒しております。もう私は本当にこの犬たちに恨みはありません。ただ、この犬たちを捨てた人間と、そこにまた餌をやる人間をどうするかというのが、今からのお尋ねであります。この後、出てきますが、これは周南市というところの立札であります。むやみな餌やりは条例違反、このように条例をしていかなければ、人間に言うていくことができませんね。これは広島県と東広島市が共同で作っております、無責任な餌やり禁止、御覧ください。私たちはいつも怖い思いをしているんですと子供が怒っております。   では、お尋ねします。   殺処分の数は、香川県が全国でも非常に高いところに位置づけられております。一定のエリアを行きつ上りつ、余裕しゃくしゃくで通行する、そして高齢者、子供たちをへいげいし、時に取り囲んで威嚇をする。香川の犬だけが繁殖力が強いとは考えられません。ならば、原因はむやみな捨て犬と野良犬への餌やりとしか考えられません。今年度、これまでに取り組まなかった新機軸、新たな手だてを講じて対策に乗り出す、そういうお考えはないでしょうか。そこでちょっと調べてまいりましたが、野良犬がかむ、ほえる、取り囲む、追いかける、ふんをする、そこで通学ができない、あるいはけがをした、こういったようなことがネット上のあちこちに見られます。そこで、今紹介しました周南市では、迷惑行為禁止条例、その第7条というところに、むやみに餌を与えてはいけない、このように明記をし、第16条では、命令に従わないときは氏名を公表する、このようなことになっております。これも含めて、どうぞ御回答をいただきたいと思います。どうぞ。 ○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 野犬対策についてお答えします。   議員御指摘のとおり、本県は他県に比べ野犬の収容数が多い状況で、令和元年度の殺処分数は920頭となっており、全国ワースト1位という大変厳しい状況です。本市におきましても、野犬の目撃情報や野犬に関する様々な苦情が寄せられていることから、市民への捕獲箱を貸し出すなど、保健所と連携して野犬の抑制に取り組んでいるところです。   そこで、今年度、新たな手だてを講じて対策に乗り出す考えはないのかとの御質問ですが、昨年度、県が野犬の多い地域の一つである土器地区をモデル地域に設定し、地元住民や市、保健所、警察等が連携して、重点的に野犬対策事業の取り組むこととしました。昨年度は、コロナ禍の影響を受け、地元地域の現状を情報共有するといった段階にとどまっておりますが、今年度は、県において地域で解決する野犬問題に関するハンドブックを作成する予定であり、これらも活用しながら、地元コミュニティや河川美化活動グループなどへ野犬対策への協力を働きかけることとしています。また、地元住民や連携する関係機関との合同で、土器川において餌やり行為の抑制に向けた一斉パトロールにも取り組んでいく計画です。このほか、市におきましても、県が作成する餌やり行為の抑止を目的としたナレーションCDを用いて、土器川周辺をパトロールすることで、野犬対策に向けた地域住民の気運を醸成してまいります。   このように、野犬対策につきましては、県や地元住民と連携しながら、スポットを絞るなどして、効果の検証をしながら取り組んでまいりますので、御理解をお願いします。   以上、答弁といたします。 ◆20番(内田俊英君) 議長、20番。 ○議長(真鍋順穗君) 20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) 県がハンドブックを作るというようなことも、小山さんから聞いてなかった、出来レースみたいですけど、本当によかったです。ぜひこれを活用して、それから先ほど紹介したような条例整備とかにつきましても、ぜひとも取り組んでいただきたいなと要望しておきます。   次に、ペット、それから野良犬、野良猫に餌を与えている人が、去勢、避妊手術をしているが、本市の補助制度では十分でない、こういうお声があります。まずは本市の現行の補助金と額と年間コストを示して、近隣中讃エリアの同様の制度の状況を示して比較をしていただき、簡単で結構ですから。補助額の妥当性について見解を示してください。   次に、本市の考え方として、他市町がどうであろうが丸亀市はこれが妥当と、いいよと、こういうことなのかどうか、これについても見解をお示しください。どうぞ。 ○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 犬及び猫の不妊去勢手術費補助金についてお答えします。   本制度は、犬及び猫の不必要な繁殖を防止し、動物の愛護と管理について意識の高揚を図ることを目的に、その手術費用の一部を補助するものです。本市では、当該年度において、1世帯につき、犬または猫のいずれか1頭に対して3,000円を補助しており、昨年度は犬186頭、猫479頭の合計665頭の不妊去勢手術費に対して199万5,000円を支給いたしました。ここ数年、申請件数は年間600頭前後で推移しておりますが、直近の2か年では約650頭の申請があり、依然として多くの方がこの制度を利用されています。一方、近隣自治体の状況につきましては、一部に犬に対する補助額を5,000円、あるいは年間、犬猫、合わせて2頭までを対象とする自治体もありますが、多くは本市と同じく年間で犬または猫のいずれか1頭を対象に3,000円の補助としております。このように、県内の同様の制度を持った自治体と比較した場合、本市の補助額は平均的な額であると認識しております。   次に、他市町がどうであれ丸亀市としての見解はとの御質問ですが、まず犬、または猫の不妊去勢手術には、一般的に2万円から3万円の費用を要すると聞いており、本市の場合は、おおむねその10%から15%に当たる補助金を交付している状況です。このように、不妊去勢手術に係る費用の一部を助成することは、望まれない子犬や子猫の出生を抑制することの重要性を行政として広くお伝えし、飼い主の判断を後押しする意味において、一定の効果があるものと考えています。そして、犬や猫を飼われている方々は、基本的には自己の責任においてペットへの愛情を注がれているものと存じますので、現行制度の利用状況を合わせて鑑みますと、公費を使った支援としては妥当な補助水準ではないかと考えております。   以上、答弁といたします。 ◆20番(内田俊英君) 議長、20番。 ○議長(真鍋順穗君) 20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) そういうお考えでしたら、それで結構であります。   3番目、今年は3週間も早く梅雨が到来をしました。この時期から豪雨に見舞われる地域も発生をし、日本では災害と災害の間に暮らしているとも言われるようになりました。ペットと暮らす方々にとっては、避難所で家族同様のペットと一緒に暮らせるのか、問合せをいただいております。コロナ禍によりまして、避難所の在り方も大きく対応を求められておりますが、暮らしの変化により、ペットと避難所の在り方にも再検討のときが来ております。中には動物を持ち込むことを毛嫌いをする、あるいは健康上、安全上の心配をされる方もおられます。しかし、各地で限られたスペース、心身をすり減らす厳しい避難所暮らしの中でも、ペットと一緒にいられる環境づくりが進んでおります。これにつきましては、ここで画像を出せますか。お願いできますか。これは環境省が発行しておりますチラシであります。いつも一緒にいたいからということで、同じ避難でも、わんちゃんを連れておりますが、同行避難というのは、体育館の中にはわんちゃんは入れないが、自転車置場とか、そういうところにゲージを置いて避難させるというのが同行避難、それから一緒に体育館の中で、犬はどうかと思いますけれども、小鳥とかモルモットとか、そういったものは同伴することができる、こういうのは同伴避難と、このように言うそうであります。全国の例をたくさん調べてまいりましたが、時間が限られます。ペット、避難と、こういうふうに打ち込みますと、私の調べただけでも47の市が出てまいりました。そして、代表的なもの、ペット会社と協定を組んでいるのが越谷市であります。また、岐阜では、NPO人と動物の共生センターが動物の避難所を開設しているとか、それからさいたま市では動物救援本部が自動的に立ち上がるとか、それから半田市ではペットと同行避難が可能な施設を発表している、あるいは日野市はペット防災手帳というのを発行している。そこで、近隣ではこれです。画像をお願いします。観音寺市であります。ペット同行避難マニュアルというのを、おととし、発行しております。その8ページに、ペット受入れ可能避難所一覧というのがあります。これによって、ペットを飼っていらっしゃる方は安心して過ごすことができるし、またそのペット受入れ可能避難所に向けての避難訓練をすることができます。それから、そういうペットのための避難の備蓄を常に持っておくとか、そういったようなガイドラインを作っているところもあります。こういったことで、本市の現在の取組はどうでしょうか。また、今後どのような方策が可能であるか、伺います。お願いします。 ○議長(真鍋順穗君) 市長公室長 横田拓也君。             〔市長公室長(横田拓也君)登壇〕 ◎市長公室長(横田拓也君) 議員御質問の大規模な災害等が発生した場合に、ペットと一緒に避難し、避難所で共に暮らすための本市の取組や今後の方策についての御質問ですが、本市が平成30年7月に策定をいたしました丸亀市避難所運営マニュアルでは、国の災害時におけるペットの救護対策ガイドラインでありますとか、県のペット受入れのための避難所等運営ガイドラインを踏まえ、飼い主が飼育しているペットを連れて避難所まで安全に避難する同行避難についても掲載をしております。ただし、避難所では、動物が苦手な方や動物アレルギーを持っている方、ペットによるけがの危険性、またペットのストレスによる体調悪化などを考慮し、人とペットが別の区画で過ごすことを留意事項としております。また、ペットの避難スペースについては、各避難所によって条件は様々であろうと存じますが、例えば屋根のある屋外の駐輪場や倉庫などに設置されるのが現実的ではないかと考えております。もとより、避難所として使用できる施設やスペースにはおのずと制約があることから、実際の運用ではそのエリアの中での他の避難者とペットの共生は、様々なあつれきが生じることが予想されます。そのため、市の公式ホームページでは、ペットの飼い主の防災対策として、避難方法のほかに避難所での責任ある飼育管理、水や餌、専用のゲージなど、ふだんから飼い主が避難するために準備すべきことなどを掲載し、飼い主など、広く一般に向けて周知啓発に努めているところでございます。   また、今後は、避難所に行くだけが避難行動ではなく、事前に安全な場所にある親戚や知人の家、ペットホテルなどに預けることも有効でありますので、そのような選択肢も事前に検討していただくよう、お知らせしてまいりたいと考えております。   また、現在、コロナ禍において、避難所でのソーシャルディスタンスの確保を求められている中、最優先に進めるべき事項を見極めつつ、各地域に見合った避難所でのペットとの共生についても、議員御紹介の取組事例等も参考に、地域住民や施設管理者との情報共有も今後の課題であると考えております。   いずれにいたしましても、ペットとの同行避難で、周囲への遠慮や飼育環境を心配するがあまり飼い主が避難行動を取らなかったという事態は、何としても避けていただきたいと存じます。まずは、御自分の身の安全を確保することが最優先すべき事柄であることをくれぐれも御承知いただくことをお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆20番(内田俊英君) 議長、20番。 ○議長(真鍋順穗君) 20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) 飼ってらっしゃる方、たくさんいらっしゃいます、うちの近所におられまして、心配をしております。そういう方々にこの情報が届きますように、ぜひお願いいたします。   次、行きます。   ごみ不法投棄対策、ため池対策について伺います。だんだん時間が迫ってまいりましたので、ええところだけ答弁してください。   1番、3月定例会での代表質問、続いての予算審議で、市内一定の箇所で何者かが不法投棄をしていて後を絶たないと言いました。まだ新年度始まったばかりですが、その提案、たくさんの自治体で取り組まれている防犯カメラ、もうここでは申し上げません。たくさん、もう既に3月の予算委員会のときに小山部長にはそのデータを差し上げております。防犯カメラは、もう迷惑行為防止条例の中にしっかり明確に書き込んで、その上で氏名を公表するといったようなこと、それから防犯カメラを設置した後では、もう歴然と効果があったということがインターネット上で読むことができます。防犯カメラは、今では極めて廉価である。それから、先ほどの野犬についても、これは使えると思います。自治体が、貸出し映像は外に漏れない仕組みなどをしながら、既に制度の安定的な運用と実績が示されております。丸亀市でのごみの不法投棄に対する認識と対策をお示しください。お願いします。 ○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) ごみ不法投棄対策についての御質問にお答えします。   議員より、本年3月定例会において御指摘をいただきました防犯カメラの導入について、検討は進んでいるのかとの御質問ですが、その後、担当課においても、全国的な取組について、調査や聞き取りを行いました。防犯カメラの導入については、大きくは、市が直接に設置し監視する手法と、市が所有するカメラを一定要件の下で貸し出す手法が取られており、導入自治体で直接に聞いた話では、ケースによって結果は異なりますが、全体としては、ごみを捨てた人を特定するのはなかなか困難としつつも、一定の抑止効果は期待できるとの意見をお聞きしております。   運用の面では、市直接の設置と貸出しの場合とでは取扱いや留意する点も異なりますが、いずれも要綱等により、設置対象とする条件やプライバシーの保護なども含め、設置場所やデータ管理のルールなどを定める必要がございます。カメラの価格については、その解像度や録画容量等により、安価なものから高額なものまであり、導入する際には必要とする機能や性能を精査の上、実情に合わせて台数の購入、またはリースすることになります。本市におきましても、他市と同様に不適切なごみ出しや不法投棄が散見される状況でございますので、監視カメラの導入についても、こうした個別事象への新たな対応策の一つとして、検討してまいります。   以上、答弁といたします。 ◆20番(内田俊英君) 議長、20番。 ○議長(真鍋順穗君) 20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) 次へ行きます。ため池です。   大変に重大な事故が発生しましたけれども、この讃岐の緑野を潤してきたため池も、今となってはこのような事故の要因になる、あるいはまた不法投棄にもなる、それから維持費にコストがかかる、こういったものであることを指摘しました。その上で、南部に遊び場がないといったようなことも、市長、以前から言われておるとおりであります。あのときも山地部長から検討するというお答えをいただきましたけれども、その後、どうなっているのか。   それから、蓮池近隣の住民からは、堤の草刈りが年に2回から1回に減ったということもありました。そういったことで、どんどん草刈りの担い手も減っている、苦情の受け手からは脱して新政策への発信側へと、市役所がなっていってほしいと思いますけれども、お考えはいかがでしょうか。 ○議長(真鍋順穗君) 産業文化部長 山地幸夫君。             〔産業文化部長(山地幸夫君)登壇〕 ◎産業文化部長(山地幸夫君) ため池施策についての御質問にお答えいたします。   最初に、ため池を廃止し活用した事例を申し上げますと、隣接する綾川町では、町の公園整備基本計画に基づき、新たな公園整備の候補地として、埋め立てた小規模なため池跡地も検討されております。また、大阪府枚方市では、埋立て後、宅地として売却されており、三重県伊賀市では、公共工事で発生した建設残土の仮置場として利用されております。一方、ため池廃止に関わります補助制度でございますが、国の補助制度では、防災重点ため池を条件とし、廃止に向けた堤体の開削等の工事が補助対象となっており、開削等の長さに応じて、5メーター未満が1,000万円、10メーター未満が2,000万円、10メーター以上が3,000万円と、それぞれ定額の上限額が設定をされております。また、県の補助制度では、5,000トン未満のため池の廃止工事に当たり、上限100万円の補助金がございます。このように、ため池の廃止に当たりましては、堤体の開削等に定額の補助制度がございますが、廃止後の活用目的に補助制度がない限り、活用の費用は市単独事業となりますので、防災を優先し廃止のみとするか、活用する場合はその必要度や費用対効果を検討する必要がございます。現在、県の条例のより5,000トン以上のため池は廃止等に制限がございますことから、危険性の高い防災重点ため池のうち、受益のない5,000トン未満のため池において管理上の問題が発生している場合は、廃止または活用の可能性の調査が必要と考えられます。したがいまして、当面は県がこの5年間で進めてきます防災重点ため池の劣化状況評価も踏まえながら、先ほどの条件に該当するため池が生じました場合は、ため池の周辺環境を踏まえ、廃止または活用の可能性を検討したいと存じます。併せまして、今後、5,000トン以上の防災重点ため池につきましても、防災対策等から県の条例が見直しとなる可能性もありますことから、県とも密に情報共有を行ってまいります。   次に、ため池の草刈りについて、新たな政策発信する考えはとの御質問でございますが、本市といたしましては、多面的機能支払交付金を活用し、ため池等の農業用施設の維持管理に従事する方へ日当や必要な消耗品等を支援し、維持活動をお願いしているところでございます。この交付金の対象者は、農業の受益者だけではなく、作業に従事された方皆様が対象となりますことから、呼びかけにより非農家の方々と共同して維持管理に取り組まれる組織もございます。また、草刈りが困難な急斜面や雑草の収拾部分の外部委託、自動草刈り機の購入や防草シートの設置等により労力の軽減を図るなど、地域の実情に応じた様々な交付金の活用がなされております。本市といたしましても、課題を抱える活動組織に対しましては他の取組事例を御紹介し、できる限り末永く農業、農村の有する多面的機能が適切に地域で維持発揮されますよう、活動促進してまいりたいと考えております。県条例に見直しの動きもありますことから、農業の受益等も確認しながら、それぞれの地域のお考えにも寄り添いながら対応してまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆20番(内田俊英君) 議長、20番。 ○議長(真鍋順穗君) 20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) 答弁への御協力ありがとうございます。また、欲張った通告をして申し訳ございませんでした。   そして、宮本部長、そして奥村課長、本当に御苦労さまでございます。私たちが頼りにしております。その上で、ファクスによるワクチン受付とお願いしておきました。なかなか難しい面もあるかと思いますけれども、対応していただけたらと思います。一々一回一回来れません、そういった方がファクスでワクチン申込みするという制度はどうかということでございます。   もう一つは、12月に質問いたしましたUDトークなどは新庁舎で使われているのかということについて、時間の限りでお答えいただけたらと思います。すいませんが、よろしくお願いします。 ○議長(真鍋順穗君) 健康福祉部長 宮本克之君。             〔健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕 ◎健康福祉部長(宮本克之君) 御質問にお答えいたします。   まず、難聴者のファクスでございますけれども、ファクスによる申込みの御案内の準備ができ次第、速やかにホームページや広報等に掲載してまいりたいと考えております。障害者の方が接種を希望される場合に、速やかに申込みしやすいよう状況に応じた対応に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。   また、障害者の方のコミュニケーションでございますけれども、現在、新庁舎におきましては、来庁者も無料で利用が可能なかがわWi-Fiが導入されておりますが、電波強度やセキュリティーの面の課題がありまして、現状におきましては、職員個人の端末を使用される方はもとより、タブレット端末の配信につきましては難しいものと考えておりますが、情報通信技術の進歩は目覚ましく、障害のある方にとって、利便性の向上が図られ、情報取得しやすいツールなどを取り入れていくのは重要であると認識しております。今後も調査研究をし、障害のある方がその特性に応じたコミュニケーション手段を十分に行かせるように、さらなる合理的配慮を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆20番(内田俊英君) 議長、20番。 ○議長(真鍋順穗君) 20番 内田俊英君。             〔20番(内田俊英君)登壇〕 ◆20番(内田俊英君) 御準備をいただきましたのに時間が来てしまい、私の時間配分が拙くて本当に申し訳ございませんでした。続きは適宜、また9月議会等でやってまいりたいと思います。本当にありがとうございました。               〔午前11時02分 休憩〕             ───────────────               〔午前11時13分 再開〕 ○議長(真鍋順穗君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続行いたします。   2番 守家英明君。             〔2番(守家英明君)登壇〕 ◆2番(守家英明君) おはようございます。新人議員の守家でございます。よろしくお願いいたします。   私からは、簡潔に大綱3点に絞ってお伺いいたします。   それでは、大綱1点目として、市長の選挙公約について、まずは新型コロナの感染防止対策関連についてお伺いいたします。   新型コロナウイルスの感染症の拡大がどんどん続いている中、とにかく今はワクチン接種を中心とした感染防止対策をどんどん進めていくべきだと考えております。新市長も選挙公約の中で、10万円給付とは別に感染防止対策を掲げておられました。例えば、効果が続かないのではという欄では、総合コロナ対策、あるいは感染防止助成制度、感染防止基盤を確立、そして創ります!感染症に強いまちという欄では、短期緊急政策、そしてウイズコロナ政策、あるいは感染防止基盤政策という、たくさんの制度や政策が掲げられていましたが、これらはそれぞれどのような施策で、どのようにしようとお考えになっていたのか。具体的に御説明よろしくお願いいたします。 ○議長(真鍋順穗君) ただいまの一般質問に対し、理事者の答弁を求めます。   市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 私の選挙公約のうち、総合コロナ対策などについての御質問にお答えいたします。   まず、効果が続かないのではとの記載に関しましては、私の掲げました全市民に10万円支給の公約について、緊急経済対策だけでは長期化するコロナ禍の対応として、御心配される市民の皆様に対し、感染防止政策も含めた総合的なコロナ対策として展開していくことをお示ししたものであります。その具体的な取組といたしましては、感染防止助成制度として、これまでの新しい生活様式を実践する事業者を支援するためのWithコロナ事業継続応援補助金をはじめ、新型コロナウイルス関連融資を受けた事業者への応援給付金など、コロナを克服し、共存していくための取組を継続的に実施していくことをお示ししたものであります。また、感染防止基盤については、引き続きPCR検査センター運営のほか、何よりもワクチン接種を加速するための体制の構築に力を注いでいく思いをお伝えしたものでございます。一方、創ります!感染症に強いまちにつきましては、緊急経済対策も含め、ただいま申し上げました個々の取組を、短期緊急政策、ウイズコロナ政策、感染防止基盤政策と整理し、それぞれの取組を組合せ、強力に推進していくメッセージを打ち出したものであります。   いずれにいたしましても、国全体が依然として先行きの見通せない状況の中で、私といたしましては、感染症に強いまちづくりを最優先課題として、市民の皆様の安心につながる施策を講じてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆2番(守家英明君) 議長、2番。 ○議長(真鍋順穗君) 2番 守家英明君。             〔2番(守家英明君)登壇〕 ◆2番(守家英明君) ありがとうございました。今、その感染防止対策につきまして御答弁いただきましたけれども、要するに10万円給付の公約の内訳といいますか、それを言葉を換えてそれぞれ掲げられていたのかなと感じますけれども、本当にもろもろ、今とにかく細かい感染防止対策、これを進めていくべきと感じます。そういうことで、今議会におきましても、10万円から5万円に減額されて提案されておりますけれども、とにかく今、もう57億3,000万円という大きな予算、これが全国から注目を浴びているように思います。この問題につきましては、後日、委員会において議論されます。私もその委員として議論するわけでございますけれども、とにかく歴史と伝統のあるまち丸亀として、決して恥ずかしくないような結論が出せるように、私も議員の一人として討論していきたいと思います。   最初の質問は以上とさせていただきます。   続きまして、公約に関して2つ目の質問でございますが、海辺、山麓、市民球場周辺に、笑顔あふれる公園を創ります、こういう公約がありますけれども、これはどういった公約なのか、どういう公園を創る予定なのかということでございます。   今、本市におきましては、2026年度を目標年次とした丸亀市緑の基本計画を定めて、その中で公園整備に関する方針や具体的計画等を定めて事業に取り組んでいるようでございますが、この計画との関連も含めまして、新市長はどのような公園を創ろうとしているのか、御説明よろしくお願いいたします。 ○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 公園整備に関する選挙公約についての御質問にお答えします。   私の選挙公約では、次世代を担う子供や孫たちに、すてきな未来への種をまく取組の一つとして、公園整備を掲げさせていただきました。これは、かねてより身近に遊べる公園が少ないと言われている本市の現状を踏まえると、子育て世代の満足度を高める観点からも、身近な公園整備が必要と考えたものでございます。その私の思い描く公園といたしましては、子供たちが元気いっぱいに遊ぶことができる公園でございます。それは、本市が定める緑の基本計画が示す、地域住民が愛着を持ち、利用しやすい身近な公園の必要性といった基本的な方針と同様であると考えております。したがいまして、私といたしましては、今後、緑の基本計画を基本としながら、市全体でバランスの取れた公園整備を推進し、次代を担う子供たちが心身共に健やかに育ち、御家族も含めまして、市民の皆様の笑顔があふれる環境づくりを目指してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆2番(守家英明君) 議長、2番。 ○議長(真鍋順穗君) 2番 守家英明君。             〔2番(守家英明君)登壇〕 ◆2番(守家英明君) ありがとうございました。私も市長同様に、地域の皆さんから、身近な公園、これをたくさん創ってほしいという要望を強く受けております。これはもう本当に公約実現に向けてよろしくお願いいたしたいと思います。身近な公園というのは、地域生活におきまして憩いの場でもありますし、交流の場であると同時に、命を守る場でもあると思います。地域の重要な施設だと思われますので、ぜひとも実現していただきたいと思います。   そして、今の市の整備方針としましては、各地区での公園の面積割合を重視して事業に取り組んでおられるようですけれども、特に丸亀市の南部におきましては、とにかく広さではなくて場所数を増やしてほしい、身近な公園をどんどんたくさんいっぱい創ってほしい、これが地元皆さんの要望かと思います。丸亀市緑の基本計画がございますけれども、その計画を実施する中で、こういった地元の皆さんの要望もぜひ勘案しながら、事業を進めていっていただきたいと思います。これは要望とさせていただきます。   それでは、続きまして、大綱2点目の自治会の加入促進についてお伺いいたします。   自治会の加入促進につきましては、これまで議会の一般質問におきましても何度も取り上げられており、担当部課におかれましても、自治会加入推進委員の配置や自治会のしおりの発行、あるいは自治会加入促進マニュアルの作成など、毎年様々な施策を講じていただいておりますが、残念ながら加入率は毎年下落し続けており、今後もこのまま下落し続け、2年後には50%以下になることが予想されます。任意団体とはいえ、行政と協力関係にある自治会の弱体化は、多方面に影響を及ぼすことが予想され、既に影響が出てきているところも見られます。このようなことから、どこかで歯止めをかける必要があると考えますが、今後、行政として、自治会加入促進のための新しい取組があれば、ぜひ御紹介いただきたいと思います。   そして、近年、全国におきましては、自治会加入促進の施策の一つとして、条例制定を行っている市町も増えているようです。そこで、自治会加入促進に関する条例化につきまして、市のお考えをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 自治会の加入促進についての御質問のうち、最初に自治会加入率の推移及び加入促進のための今後の取組についてお答えいたします。   自治会加入率につきましては、毎月の常住人口の世帯数と自治会加入世帯数の割合で算出しておりますが、本市では、合併時の平成17年5月1日には67.6%であったものが、10年前の平成23年は59.2%、5年前の平成28年は55.3%、本年は50.3%と年々低下しております。加入率低下の要因としては、核家族化の進行や世帯分離等により世帯数が増加している一方で、自治会活動を負担に感じ、自治会に入らない方や脱会する方が増加していること、高齢化を理由に解散する自治会が増加していることが考えられます。そこで、本市では、自治会のしおりを作成するなど、連合自治会やコミュニティと連携し、自治会の必要性を粘り強く発信するとともに、自治会加入推進員による未加入世帯への働きかけを積極的に行っているところです。また、令和元年に市民を対象に実施した自治会アンケート調査では、自治会に加入しない理由として、自治会の必要性を感じない、役割や当番が負担である、勧誘がなかったためとの回答が多かったことから、昨年度、未加入世帯へのアプローチの方法や自治会に関するQ&Aをまとめた自治会加入促進マニュアルを作成しました。今後はこれまでの取組に加え、新しく作成した自治会加入促進マニュアルを市内全ての自治会に配付し、自治会の必要性を市民の皆様に広く御理解をいただくとともに、地域が行う未加入世帯への加入促進活動への支援を行うなど、さらなる加入率向上に向けた取組を推進してまいります。   次に、自治会加入促進に関する条例化についてお答えいたします。   自治会は、地域住民にとって最も身近な地縁団体であり、地域コミュニティによるまちづくりの基盤となる重要な組織でありますが、自治会離れによる加入率の低下は年々進んでおり、本市においても将来的な地域活動の停滞が危惧されている状況です。そこで、自治会加入促進に関する条例を制定し、加入促進を図ってはとの御質問ですが、近年、地域のつながりが希薄化し、自治会の必要性や意義が分からないといった意見が多く聞かれるようになっていることから、条例を制定し、自治会の意義や目的などを定義することは、自治会の重要性や自治会活動への市民の理解が進み、本市が推進する自治会加入の取組において、一つの手法であると考えられます。その一方で、条例では市民や事業者に自治会への加入や協力の努力義務を課すことも想定されることから、自治会活動への負担感を感じる市民も多い状況にあっては、その効果や内容などを慎重に議論していく必要があると考えます。したがいまして、条例の制定については、全国的な傾向や制定までのプロセスなど、他の自治体の事例を参考に調査研究するとともに、本市といたしましては、引き続き連合自治会やコミュニティと連携し、自治会やその活動への理解を深めていただくなど情報発信を行いながら、加入促進の取組を進めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆2番(守家英明君) 議長、2番。 ○議長(真鍋順穗君) 2番 守家英明君。             〔2番(守家英明君)登壇〕 ◆2番(守家英明君) ありがとうございます。今、御答弁いただいた中で、この自治会加入率の低下の要因というのをたくさん上げていただいたようですけれども、その中で、2つほど気になる点がございます。1つは、世帯分離による世帯数が増加している。要するに、親と一緒に同居していた子供が、もう近所に家を建てて、その後、もう自治会等には入らないと。せっかく世帯主になったんですけれども、あとはもう自治会には入っていない、そのままになっている、そういう状況かなと思います。結婚を機に、子供ができて、そういう状況にあっては、やはり仕事も忙しいですし、子育ても忙しいという状況ですので、自治会加入、自治会の仕事をするのは非常に難しいのかなと思いますけれども、逆に地域の力をお借りするという意味で、ぜひとも私としては加入しておいたほうがいいのかなと思います。私も地元で自治会加入促進の活動をやっております。そういう中で、どんどん皆さんにお声かけしております。そういうことで、今後も事務局もそういったところを考慮していただいて、加入促進に努めていただきたいと思います。   それから、もう一点としまして、高齢化を理由に解散する自治会が増えているというのがございました。これは要するに、自治会自体は構成員の皆さんがもうお年寄りになって、これまでの自治会の活動ができない、自治会を運営できないということで、もう解散するというところがどんどん増えているのかなと思います。これはもう非常に大きな問題ではないのかなと思います。例えば、これから先、予想されます南海トラフ地震のような大震災、あるいはもう通常生活においても、その生活の中での防災や福祉など、そういったところで大きな問題が生じるのではないのかなと思います。こういったことを考えると、これまでの自治会としてもう運営できないのであれば、その自治会に替わる新しい別の組織を、受皿を考える必要があるのではないのかなと考えます。自治会といいますと、これまでの自治会のイメージとしますと、とにかく地域で共同でたくさんの行事をやると、非常に忙しい組織というイメージがあるように思います。やはりこれでは若い人もなかなか入らないし、お年寄りもやめていくと、こういう結果になるのかなと思います。ですから、自治会自体もその時代に合わせた、スリム化した組織にしていくというのが必要ではないでしょうか。こういった簡単な組織にしてもその自治会としての意味があるのか、あるいは数字だけにこだわっても仕方がないのではないのかという御意見もたくさんありますけれども、丸亀市からこのままでは自治会という組織がなくなってしまいます。そういうことを考えると、やはり何らかの手だて、手段を講じる必要があるのかなと思います。   それと、次に条例化についてでございますけれども、今、自治会についての考え方というのをお話しさせていただきましたけれども、これまでの自治会と同じイメージでいれば、やはり条例化は難しいのかなと思います。ですから、この自治会自体の考え方、市としての位置づけ、そういうのを改めて確認した上で、その条例化に取り組んでいただきたいと思います。これは要望とさせていただきます。   それでは、続きまして、大綱3点目の生涯学習活動の活性化についてお伺いいたします。   今、新型コロナウイルス感染により、新しくこの春オープンしましたマルタスをはじめとしまして、市の所有する生涯学習施設など、たくさんの施設において影響が出たように思われます。特に地域の皆さんにとって生涯学習の拠点となっております地区コミュニティセンターにおきましては、文化活動や福祉活動だけでなく、小さな会議の中止など、様々な分野で影響が出たように思われます。このような状況の中、このたびのコロナ第4波により、市所有の生涯学習センターほか生涯学習施設の利用数など、どのような影響が出たのか、お伺いしたいと思います。   また、施設の利用制限のほかに特別な対策は何か取られたのでしょうか。そういったところもお伺いいたしたいと思います。   そして、続きまして、今年度新しく丸亀市生涯学習推進計画を更新されるようですけれども、現在の第3次計画の後半部分は新型コロナウイルス感染に大きく左右されているように思います。成果としてはどのような状況だったのでしょうか、お伺いいたします。   そして、今後においても、新型コロナウイルス感染症の影響により様々な社会変化が予測されます。第4次計画では、ポストコロナの社会状況を踏まえた生涯学習の在り方や、施策、取組に加え、市民会館建設など、ハード面との整合性についても十分に整理検討する必要があるものと思われますが、新規の第4次計画につきましては、どのような方針の下に策定されるのでしょうか、それぞれ御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 生涯学習活動の活性化についての御質問に順次お答えいたします。   まず、御質問の1点目、新型コロナに関連して、このたびの第4波により、市有生涯学習施設の利用者数などにおいて、どの程度の影響があったのかとの御質問にお答えいたします。   議員御案内のとおり、4月に入ってからの新型コロナウイルス感染症第4波の影響による感染者の急増に伴い、5月9日に新型コロナウイルス感染症に対する香川県対処方針における感染警戒レベルが6段階中、最高の緊急事態対策期に移行し、これに伴い、県有施設等における対応方針が示されました。本市におきましては、この方針に準じて、生涯学習に関連する施設についても、5月14日から31日までの間、施設の臨時休館や貸館休止などの利用を制限する措置を講じました。そこで、御質問の市有生涯学習施設の利用者数などの影響についてでございますが、臨時休館した3施設、生涯学習センター、飯山総合学習センター、飯山東小川公民館については、第4波による影響前の2月初めから3月末までの2か月間と、影響後の4月初めから5月末までの2か月間の合計利用者数を比較しますと、2万4,734人から1万1,874人に減少し、約50%減という状況でございます。また、同期間、貸館を休止しましたコミュニティセンターにつきましても、3万699人から2万1,335人に減少し、約30%減でございます。なお、同期間、本の貸出し及び返却業務のみに限定し開館した市立図書館3館につきましては、他の施設ほどの減少傾向ではございませんが、やはり利用者数の合計が5万36人から4万4,287人に減少しております。   次に、施設の利用制限のほかに何か特別な対応は取られたのかとの御質問ですが、市の生涯学習に関連する施設におきましては、先ほど申し上げましたとおり、5月の後半に施設の利用制限を行いましたが、利用者が制限解除後もスムーズに活動を再開できるよう、利用制限の期間中においても事務所を開いた上で、施設利用に対する相談業務や調整を行うなど、生涯学習活動の継続性の確保に努めたところです。   次に、御質問の2点目、丸亀市生涯学習推進計画についての御質問のうち、まず第3次計画の成果についてお答えいたします。   第3次丸亀市生涯学習推進計画は、平成29年度から令和3年度までの5年間を対象として、生涯学習を通じて人づくり、まちづくりを推進するための指針となるものです。まず、本計画には、施設の来館者数や各種講座の開催に関する指標を設けておりますが、議員御案内のとおり、計画の後半に当たる令和2年度から新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、現状では達成困難なものが多くあります。一方、学校やコミュニティとの協働や体制づくりに関する指標である生涯学習推進員の配置や地域コーディネーターの配置につきましては、全てのコミュニティに配置を完了し、目標を達成しております。特に地域コーディネーターの配置につきましては、生涯学習課と教育委員会が連携し、市内の小学校やコミュニティへ直接お伺いして、学校や地域の現状をお聞きした上で御理解をいただき、教育委員会の委嘱に基づき、今年度、その配置を完了いたしました。これにより、従来から地区コミュニティと学校が連携協働した活動や取組を、社会教育法上の地域学校協働活動として明確に位置づけることができたところでございます。   次に、新規の第4次計画について、どのような方針の下、策定するのかとの御質問にお答えします。   第4次計画につきましては、まず生涯学習活動に対する市民の意見を計画的に反映するため、市内在住の18歳以上の3,000名を対象に市民アンケートを実施する予定でございます。また、併せて庁内各部署が実施する生涯学習関連施策の検証や生涯学習関係施設の指定管理者及び第3次計画の策定に携わった委員へのアンケートやヒアリングなどを通して、課題や見直しの観点などを整理してまいります。その際には、議員御指摘のポストコロナ社会状況を踏まえた生涯学習の在り方や施策、取組に関することや、マルタス、新市民会館といった新しい施設との整合性についても十分に考慮の上、検討してまいります。   今後、計画策定を進めるに当たりましては、社会教育法に基づき設置した社会教育委員の会にお諮りするとともに、計画策定の過程では議員各位の御意見をいただきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆2番(守家英明君) 議長、2番。 ○議長(真鍋順穗君) 2番 守家英明君。             〔2番(守家英明君)登壇〕 ◆2番(守家英明君) ありがとうございました。コロナ禍におきまして、生涯学習施設だけでなく、公共施設におきまして、クラスター発生防止のために大変だったかと思いますけれども、またいつ第5波がやってくるかも分かりません。そのときのために、今後も十分な対応をよろしくお願いいたしたいと思います。   それと、新しい第4次の生涯学習推進計画でございますけれども、今御答弁いただきましたように、市民3,000名のほか、指定管理者などたくさんの方々からアンケートを取っていただくということで、ぜひともそういった市民の皆さんの意見を反映させた計画づくり、こういうのにしていただきたいと思います。私もこういった計画というのを職員のときにつくらさせていただきましたけれども、住民、市民の皆様に役に立つような計画がなかなかつくれなかったような記憶がございます。ぜひとも住民の皆さんと一緒に推進できるような計画にしていただきたいと思います。特に各地区のコミュニティにおきましても、市の推進計画、それを利用してといいますか、基にして各地区の計画もつくっております。そういう意味で、各コミュニティにおいても一緒に推進できるような計画づくり、これをぜひ行っていただきたいと考えます。   それからもう一つ、計画をつくるに当たって、部長から御答弁ありましたように、マルタスや新しい市民会館、こういったハード面との関連、要するにその進行と市民会館の新しい作成に関しての計画とずれがないように、その計画もぜひ御検討いただきたいと思います。これはもう要望とさせていただきます。   以上をもちまして私からの一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(真鍋順穗君) 以上で2番議員の発言は終わりました。   会議の途中ではありますが、ここでしばらく休憩に入ります。   再開は午後1時を予定しております。               〔午前11時47分 休憩〕             ───────────────               〔午後1時00分 再開〕 ○副議長(福部正人君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続行いたします。   17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) それでは、一般質問をさせていただきます。   長引くコロナ禍の下、市民の閉塞感は相当なものがあります。そうした感覚的なレベルを超え、日々の暮らしにも困難を感じると口にする方々もいます。私には、全体像は見渡せませんが、ぜひ個別の経済政策をという声と、その発想の時に対する提案からの減額に対する怒りが相半ばする、険悪な丸亀らしからぬ状況の中に今はあります。松永市長は、対策費として、丸亀市モーターボート競走事業会計からの63億円の繰入れを基に、57億円をその財源に充てると表明いたしました。   そこで、事業局にお尋ねいたします。ボートレース事業の現状と今年度以降の売上げなどの予測される推移についての見解をお答えください。 ○副議長(福部正人君) ただいまの質疑に対し、理事者の答弁を求めます。   モーターボート競走事業管理者 大林 諭君。             〔モーターボート競走事業管理者(大林 諭君)登壇〕 ◎モーターボート競走事業管理者(大林諭君) 17番三宅議員のボートレース事業の現状と今年度以降の売上げなど、予測される推移についての御質問にお答えします。   最初に、ボートレースまるがめは、昭和27年に初レースを開催してから、今年で69周年を迎えることになります。この間、平成21年にさらなる経営改善と収益の確保に向けて、地域の皆様方の御理解をいただき、全国で5場目、中四国では初のナイターレース場に移行し、今年で13年目となります。その後、平成29年に山口県下関市のボートレース下関が、平成30年には長崎県大村市のボートレース大村がナイターレースに参入し、現在、7つのボートレース場でナイターレースが実施されております。また、現在では、早朝からレースが始まるモーニングレース場が5場、これまでの昼間のデイレース場が12場、そしてナイターレース場が7場と、全国24のボートレース場がそれぞれに地域の特性を生かし、収益の確保に向けて取り組んでおります。これら、業界全体の取組により、ボートレースの売上げは、電話投票の伸びと合わせて、平成25年度以降、毎年売上増が続いておりましたが、昨年、誰もが予期していなかった新型コロナウイルス感染症が発生しました。ボートレース業界も様々な感染防止対策に取り組み、昨年2月末から約3か月間、無観客レースの開催や全国の場外発売所の全館閉館を実施し、その後、検温、マスクの着用、イベントの自粛、入場制限などを実施し、営業を行っております。このような状況の中、令和2年度では、本場及び場外発売所での入場者数及び売上げは減少しましたが、コロナ禍での外出自粛などの影響で、スマートフォンやインターネットによる電話投票での舟券購入が大きく伸びた結果、ボートレース事業界全体の舟券の売上げは約2兆951億円で、2兆円の大台を超え、前年度比36%増となりました。また、ボートレースまるがめの令和2年度の売上げは、業界全体と同様な傾向にはありますが、まるがめでは、特にユーチューブなどSNSを活用しての全国配信を強化したことなどにより電話投票が大幅に伸び、前年度比58%増の1,399億9,000万円で、まるがめボート初開催以来、過去最高の売上げとなりました。一方、令和2年度の収益につきましても、現在、9月議会の決算認定に向けて精査中ですが、売上状況と併せて、コロナ感染防止対策として多くのイベントの自粛などによる発売関係経費の縮小なども加わり、大きく増収が見込まれているところです。   次に、今年度以降の売上げの推移でございますが、コロナの収束がなかなか見えない中、経済情勢も先行き不透明な状況ですが、コロナの収束後は、国、県や各自治体の経済活性化策やレジャーの多様化による消費の分散も予測されますことから、今後の舟券の売上げにも影響が出てくるものと考えております。そこで、令和3年度の売上げは、一般レース及びまるがめボート開設記念GⅠ京極賞では、売上げの減少も考慮しなければなりませんが、来月7月には、人気の高いGⅡ競走、全国ボートレース甲子園の開催がありますことから、総売上げで約1,050億円を見込んでおります。令和4年度以降の売上げにつきましては、SGレースなど、グレードレースの開催の有無により大きく変わりますが、GⅠ京極賞及び一般レースの開催で約970億円を見込んでおります。   以上、答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) ありがとうございます。前年比の58%増で1,399億9,000万円で、まるがめボート初の売上げとなったということ、本当にこれ、コロナは大変ですけれども、売上げがあったということはすごく丸亀にとってはよかったと思います。これ、昭和27年にレースが初めて開催されたということで、その当時は、丸亀に誘致するまではいろいろ、笹川良一さんからもいろいろと提唱があったそうですけれども、そのときには、高松の専売公社の跡地とか、丸亀はそうですけれども、大川郡の安戸池とか、仲多度郡の満濃の池とかが候補に上がってたのだそうですけれども、その中で一生懸命頑張られて、丸亀がモーターボートを誘致したということは、本当にこれ、その当時のお金では6,310万円ぐらいで建設、いろいろなことが、ボートも建物も建てて、全部で6,310万円ぐらいかかったそうです。ということは、本当にもうそのときの取り入れてくれた先人たちの決断、それとあと平成21年ですか、ナイターレース取り入れていただいた新井市長のおかげで、こういう売上げが上がったということには、本当に先人たちの方々に感謝を申し上げないかんなと思ってますので、またこれからもどうぞよろしくお願いいたします。   ボートレース事業で今後予定されている施設改善計画や事業運営にどのくらい必要でしょうか。   また、ボートレース事業からのこれまでの繰り出し額及び繰り出しについて、どのようにお考えになられているのでしょうか、お答えください。 ○副議長(福部正人君) モーターボート競走事業管理者 大林 諭君。             〔モーターボート競走事業管理者(大林 諭君)登壇〕 ◎モーターボート競走事業管理者(大林諭君) まず最初に、ボートレース事業で今後予定されている施設改善計画や事業運営に係る必要資金についての御質問にお答えいたします。   ボートレースまるがめでは、近年では平成21年にナイター照明施設の整備を実施し、その後、平成24年には、お客様をお迎えするスタンドをコンパクト化して、全面リニューアルを行いました。このリニューアル以降、昼夜を問わず大勢のお客様に御来場いただき、ボートレースを楽しんでいただいております。その後、安全・安心なレース運営に向けて、老朽化が進む競技関係施設の改修計画を平成29年度に策定し、順次改修を進めているところです。今後の改修予定としましては、令和4年度に競技施設の要となります南電気室を改修し、その後、令和5年度から選手管理棟の改修に着手します。一方、競技用施設の改修と併せて、幅広い世代のお客様に楽しんでいただけるよう、現在、北広場整備事業などのボートレースパーク化に向けたプロジェクトも進めております。これら競技関係施設の改修とお客様空間の整備に係る費用は、まだ設計が済んでいないものもありますが、現時点での概算で約120億円を見込んでおります。また、ボートレース事業の運営費用として、日々のレース開催費用、災害時などの非常用や一般会計など、他会計への貸付け用として、約85億円の資金の保有を必要としております。   次に、ボートレース事業から丸亀市の一般会計への繰り出し額及び繰り出しの考え方についてですが、まず昭和27年の初開催から令和2年度までの68年間で、総額約1,377億円を繰り出し、丸亀市の公共施設や様々な事業の財源の一部として活用されてきました。また、直近の平成30年度から令和2年度までの3年間では、約179億円を丸亀市一般会計に繰り出し、新しい市役所庁舎整備など、大手町地区の公共施設整備事業や丸亀城の石垣復旧事業、そして新型コロナウイルス感染症対策事業の財源に活用されているところです。今後の繰り出しにつきましては、市財政部局と十分に協議するとともに、市議会にお諮りをし決定していかなければなりませんが、大手町地区公共施設の整備事業などの大型プロジェクトや新型コロナウイルス感染症のような予測し難い事態への対応など、これまでに経験したことのない様々な財政需要も生じており、丸亀市が将来にわたって持続可能な財政運営ができるよう、ボートレース事業からの繰り出し、補填も必要と考えております。このボートレース事業から一般会計の繰り出しに当たりましては、ボートレース事業の収益の一部が、ハード、ソフトを問わず、丸亀市の様々な事業の財源の一部として活用されており、市民の皆様がまるがめボートが丸亀市にあってよかったと思っていただけるよう、今後ともまるがめボートに従事する者全員がボートレース事業の継続と収益の確保に努めてまいりますので、さらなる御理解、御指導いただきますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) 私が、今回この質問をした趣旨は、今、この10万円問題で非常に騒がれております。その中で、モーターボート事業から63億円を繰入れをしていただくということで、このことについて、皆さんが今最もまるがめボートにも関心を持っていただいとるときではないかと思いまして、このときに、やはりまるがめボートがいかに丸亀市にとっていろいろ貢献していただいているということを皆さんに知っていただくために、あえて質問をさせていただきました。もともとの趣旨は、やはり住民の福祉向上につながる市民の生活支援や経済対策に繰り入れて、皆さんに役立ててほしいという趣旨の下でやられると思うんで、今回は本当にこのことに関して、またしっかりと皆さんで、まだ今からこれについて協議をしてまいりますけれども、そういうこともしっかりと受け止めて、我々も責任を持ってやっていかなければならないと思っておりますので、質問させていただきました。   市長は所信表明において、自らが率先し、ビッグレースを誘致する努力をすると力強く述べられましたが、ではSGレースが誘致できれば、一体どの程度の売上げが見込め、また収益はどれほどになるのか、経験則にのっとってお答えをいただければと思います。 ○副議長(福部正人君) ボートレース事業局次長 福本泰幸君。             〔ボートレース事業局次長(福本泰幸君)登壇〕 ◎ボートレース事業局次長(福本泰幸君) SGレースの誘致についての御質問にお答えします。   SGレースはスペシャルグレードの略で、ボートレースの最高峰に位置し、年間8競走が開催されます。全国規模で発売され、トップクラスの選手のみが出場できる、全てのレーサーが目標とする競走であり、期間中は連日熱いレースが繰り広げられます。ボートレースまるがめでは、昭和44年8月にSGレースを初めて開催して以来、これまでに18回、開催してまいりました。直近では平成29年7月に第22回オーシャンカップ、平成30年8月に第64回ボートレースメモリアルを、2年連続で開催いたしました。SGレースの開催場につきましては、施行者が一般財団法人日本モーターボート競走会にSG競走等開催希望申請を提出し、申請に基づいて、スタンドなどの受入れ可能な施設の整備状況や売上目標、開催に当たってのファンサービスなどの施策や過去の開催状況などを総合的に判断し、競走会が決定することとなっております。なお、来年度のSGレースの開催希望につきましては既に申請を済ませておりますが、開催地につきましては7月に決定する予定でございます。   そこで、議員御質問のSGレースが誘致できれば、一体どの程度の売上げが見込め、また収益はどれほどになるのかとの御質問ですが、最近のまるがめの開催では、平成29年開催のオーシャンカップが約117億円、平成30年開催のボートレースメモリアルが約114億円を売り上げましたが、最近の好調な状況から、6日間の開催で売上げにつきましては約150億円、売上げから払戻金や選手賞金、広告宣伝費などの必要経費を除いた収益につきましては、約10億円が見込まれます。いずれにいたしましても、SGレースは売上げのみならず、ボートレースまるがめを全国に発信し、ファンの裾野を広げる効果も非常に大きいことから、引き続き積極的に誘致に取り組んでまいります。   また、SGレースだけでなく、本年7月6日からボートレースまるがめで開催されますGⅡ全国ボートレース甲子園のような魅力あるグレードレースなどの誘致にも努めてまいりますので、議員各位におかれましても、御理解、御協力、そして御支援賜りますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) 来年度のSGのレースがこの7月に決定するということで、決まればいいですね。決まることを心から祈っております。   市長におかれましては、ぜひ持ち前の実行力でしっかりとやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   それでは、次の質問に移ります。   ゼロカーボンシティ宣言都市に関わる質問をさせていただきます。   SDGsの実現を基本とする本市といたしましては、市民や事業者の皆様とともに、地球環境に配慮した持続可能なまちづくりを推進するため、ゼロカーボンシティを宣言し、方向性を共有する香川県内自治体と歩調を合わせながら、温室効果ガスの排出量実質ゼロに向けた取組を推進してまいりますとの宣言が、令和3年3月2日の私の代表質問で宣言していただきました。   そこで、質問に入らせていただきます。   まず、宣言に本市より先に手を挙げた自治体があります。予算がつけられていましたが、本市はどのようになっているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) ゼロカーボンシティ宣言に関連する予算についてお答えします。   近年の国内外における異常気象や地球温暖化の状況を踏まえた世界的な動きを受けて、国においては、昨年10月に首相の所信表明演説においてゼロカーボンを宣言いたしました。SDGsの実現を基本とする本市といたしましても、地球環境に配慮した持続可能なまちづくりを推進するため、令和3年3月定例会において、脱炭素社会の実現を目指すゼロカーボンシティ宣言を行ったところです。   そこで、本市のゼロカーボンシティ宣言に関連する予算についてでございますが、今年度は本市の目指す望ましい環境像を実現するための基本的な計画である丸亀市第2次環境基本計画の中間見直しを予定しており、その策定委託費として250万円を予算計上しております。計画の見直しに当たっては、市民の皆様や事業者に対して、本市の環境保全における課題や今後の取組等についてのアンケート調査を実施する予定であり、その結果を踏まえ、計画の中でゼロカーボンシティの実現に向けた課題や取組の方向性を示してまいります。   以上、答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) 部長、この250万円の予算というのは、別にゼロカーボンを宣言せんでももともと決まっとった予算じゃないですか。私が聞っきょんは、ゼロカーボンに対して予算はどのようになってますかということをお聞きしょんですけど、お答えください。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 今、三宅議員が御指摘のとおり、この250万円、これは市の環境の根幹となる環境基本計画の委託費として組んだものでございます。ただ、この環境基本計画の見直し、ちょうど今が見直しに当たっておりますけれども、やはりこれからゼロカーボンに向けた取組というのは、全国的な流れの中で、今回の見直しにおいては大きくそういったところの方向性を示す必要があるものと存じます。したがいまして、今回、そうした中でこの計画を策定し、あとその中でいろいろな方々から御意見をいただいたものについては、早急に予算化して、実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。   以上、答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) 丸亀市は3月2日でした。東かがわ市が3月1日、それでその前に高松市が令和2年12月やったと思います。善通寺市は令和2年9月だったと思うんですけれども、もう東かがわ市はすぐ、これも地球温暖化対策実行計画ということで区域施策、これから丸亀市もつくっていくんでしょうけれども、その中でちゃんと660万円の予算をつけております。善通寺市が今回は区域施策策定業務委託料46万円と、今善通寺市はエコバッグを無料で、個数は1,620個ですからそんなにたくさんではありませんけど、そういう取組も現実にしております。それと、高松市は、宣言した後、既にロゴマークがもうできております。これがゼロカーボンのロゴマークです。これがそうです。こういうふうに、本当に取り組んだら真剣に取り組んでるのに、私、本当に感心したんです。丸亀市、宣言したんはええんですけど、何もしてないじゃないですか。本当はすぐ、宣言をしましたということと、多分、小泉環境大臣から、宣言したら通知、こういうのが来とると思うんですよ。そういうのをちゃんと表示をして、丸亀はちゃんとゼロカーボンシティを宣言しましたということを、やっぱり、それ市民に知らさないかんでしょう。それで、私、それも不思議なかったんやけど、皆さん、これは前は垂れ幕であったと思うんですけど、今はもうロビーのところにこういうの、みんな見たことありますね。でも、あまり目立たないんですけど。これは例規で決められとるからこういうものを作成して飾っとると言われたんですけど、私、ゼロカーボン宣言というのは、もう世界の国190か国が宣言しとる、非常に大切な宣言なんで、これの横に、もう宣言した時点でゼロカーボンシティ宣言都市というぐらい、もう書いてほしかったんですよ。それがいまだになされてないんですよ。じゃあ、本当に丸亀は真剣にこれから地球温暖化のことに関して、特に環境部局、考えとんですか。部長、そこのところ、どう思われとんですか、ちょっとお答えください。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 今、厳しい御指摘をいただきましたが、もちろん今年3月に表明をしたゼロカーボンシティについては、真摯に取り組んでまいりたいと思っております。今、三宅議員が御紹介いただいた3つの宣言につきましては、今おっしゃられたとおり、合併後の平成17年に議会の議決を経て、例規にも載せられておりますけれども、そういった宣言であると理解しております。したがいまして、今回のゼロカーボンに向かっての表明とは少し、今のところ意味合いはちょっと異なるので、それと横並びにできるのかどうかというのは、そこのあたりは少し内部でも協議が必要かとは思いますけれども、いずれにいたしましても、今おっしゃられたとおり、これは世界的に、また日本の各自治体に働きかけて、全国的に進めようとしている一つの施策でございますので、丸亀市においても、今後、まず市民への周知をどんどんしていくように取り組んでまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。   以上、再答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) そなんちゅうちょせんでも、しゃんしゃんしてくださいね。よろしくお願いします。   そうした宣言がなされたということはあまり知られていません。ということは、まだ具体的に何をどうするかということも決められていないということでしょうか、お尋ねいたします。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) ゼロカーボンシティに向けた具体的な取組についてお答えします。   議員御指摘のとおり、本市のゼロカーボンシティ宣言については、新聞報道やホームページへの掲載等により広く周知はしておりますが、市民の皆様や事業者に対して、地球温暖化防止に対する意識の醸成という点では、さらなる浸透を図る必要があると考えております。ゼロカーボンシティの実現に向けては、市民の皆様や事業者の協力が不可欠でありますことから、今後は広報紙やホームページに加え、環境講演会等の様々な機会を捉え、本市の地球温暖化に対する考え方や取組について、広く理解が得られるよう、積極的な周知啓発に取り組んでまいります。   また、ゼロカーボンシティに向けた本市の具体的な取組といたしましては、今年度は国がゼロカーボン宣言後、初めて地球温暖化計画の見直しを予定していることから、国の新たな方針や施策、地方自治体に対する要請等の動向に注視してまいります。そして、新しく見直された国の指針に基づき、本市においては環境審議会に新たな市内の事業者や国、県の環境部局の関係者等を加えた中で、専門的な見地からの意見や市民感覚での意見などを伺いながら、具体的な施策等についての検討を進めてまいります。   以上、答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) 3月の私のゼロカーボンの答弁書に、ホームページ並びに広報紙に広く広報してまいりますということで、私、楽しみにしてたんです。そしたら、4月号にも載ってないです。5月号にも載ってないです。6月号にも載ってないです。ちょっとだけ、この環境ということで、身近な環境問題を考えようということで、広報に、6月は環境月間ですということが載っとんですよ。環境月間が載っとんやったら、何でこのときにゼロカーボンを推進しますということを載せてくれんのですか。そんなこと全然考えてなかったんじゃないですか。そやったらこういうことになりませんよ、絶対に。東かがわ市なんて、すぐ次の4月の広報紙に、ゼロカーボンシティ宣言で、ちゃんと市長の宣言書と小泉さんからのメッセージが届いて、ちゃんとこういうふうに載せてますよ。そういうことの配慮が全然できてないじゃないですか。で、私、環境問題のパネル展をしてるというから、ずっと見に行っても、結局緑のカーテンのことしか書いてないじゃないですか。何でそのときに、ちゃんとゼロカーボン宣言をしとんやったら、丸亀市はゼロカーボン宣言をしてます、地球温暖化が進んでるの大変遺憾やから、ちゃんとこういうふうにして、いろいろ励起して、一緒に並べて、そのために、じゃあグリーン化をしましょうということを載せるんならええけど、全然そういうことに対して配慮がないからね。もう丸亀市というたら、こんなことに対して全然考えてないんかと本当に思いました。このことについては、部長、もう何遍なしですけど、よろしく答弁ください。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 再三御指摘いただいておりますとおり、ゼロカーボンについてはホームページ上では宣言したこと、また全国的な状況やこの制度がどういったものかというのは掲載しておるんですけれども、今言われましたとおり、広報紙にはまだ載せられておりません。7月号にはある程度の紙面を割いて、まず制度がどういうものであるのか、国の取組も含めて市民へ周知を図りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。   以上、再答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) よろしくお願いいたします。   この大切な理念の求める世界は、いずれもまだまだ遠く、言葉だけがここにあるという残念さがあります。日常に密接な問題でありながら、前進が見られない。しかし、ゼロカーボンシティに関わる問題は、その解決なくして私たちの生存はかなわなくなるかもしれないという、重大な問題を抱えています。本市には、行政自らの対策として、何を改善し何を取り入れるといった自身の目標設定が必要なのではないでしょうか。お尋ねをしておきます。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) ゼロカーボンシティ実現に向けた目標設定についてお答えします。   地球温暖化は、国全体で取り組むべき重要な課題であり、今年度より国においては、ゼロカーボンシティへの取組を後押しするために、自治体が実現する温室効果ガスの現状把握やゼロカーボンシティの実現に向けた計画策定等に対する補助制度を拡充しております。本市におきましては、先ほど申し上げましたとおり、まずは学識経験者や関係機関の職員などで構成する環境審議会の意見を踏まえながら、環境基本計画の中でゼロカーボンに対する基本的な方向性をお示しし、来年度拡充された補助金を活用して、本市全域の温室効果ガスの総排出量を算定する仕組みを構築した上で、地球温暖化対策実行計画、区域施策編の策定に着手したいと考えております。計画の策定に当たっては、国、県が策定する地球温暖化計画を考慮し、ゼロカーボンシティの実現に向けた本市の課題や温室効果ガスの削減目標等を設定いたします。また、本市が推進しております再生可能エネルギーの促進はもとより、環境に優しい水素等の新エネルギーの活用や地域電力の可能性等、具体的な施策を盛り込み、これらに関連する目標値についても検討してまいります。   以上、答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。
    ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) 丸亀市は地球温暖化対策実行計画の区画施策編をつくるということですので、香川県の地方公共団体の実行計画の中では、丸亀市はまだそれが、令和3年3月29日の更新した分には載ってなかったんで、これからするということで期待をしておりますので、またどうぞよろしくお願いいたします。   それと、丸亀市環境保全率先実行計画というのがあると思うんですけど、今現在の進捗状況はどのようになっていますか。これは指定管理も含めてお示しください。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 環境率先実行計画に関する再質問にお答えします。   この環境率先実行計画につきましては、これはどちらかというと本市独自にしている部分ではあるんですけれども、市役所において策定したもので、市役所自身の活動において発生する温室効果ガスの削減にこれまで努めてきている計画でございます。例えばこれについては、今実施しておりますクールビズの取組であったりとか、ペーパーレス化、あるいは新庁舎に取り入れた太陽光や地中熱の利用などによりまして、2016年度比で2030年までに37%の温室効果ガスの削減を目標にしております。今、御質問いただきました指定管理者の御努力であったりとか、本市の職員のそれぞれの意識に基づいた取組であったりとかで、これまでには、その37%の削減目標に対して、現状では31%の削減という成果でございます。このゼロカーボンに向けては、これまでは市が率先して実施してきたものですが、これを市民、そして事業者にも御協力をお願いするという政策でございますので、引き続き市も率先してこういった取組をしていきまして、市民にも働きかけをしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。   以上、再答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) そしたら、そういうことで、市民と事業者も引き込んで、一緒によろしくお願いしたいと思います。   続きまして、自治体同士の協議の場というようなものは構築されているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) 自治体間の協議の場についてお答えします。   議員御案内のとおり、長期的かつ広域的な目標であるゼロカーボンシティの実現に向けては、規模や地域特性といった背景の異なる様々な自治体が知見を共有し、具体的な取組について協議する機会が必要であると存じます。国内においては、5月28日現在で391の自治体がゼロカーボンシティを表明しており、宣言自治体が参加した国主催のオンライン会議では、地球温暖化対策の推進に関する法律の改正案や、脱炭素に向けたロードマップについて意見交換が行われました。一方、香川県を含めた県内の自治体間の協議では、国の環境部門や経済産業部局より関係法令の整備状況や補助金等の動向についての説明があり、また県内の自治体間においても、地球温暖化防止事業等の環境施策について、それぞれの予算や取組が報告され、情報共有が図れたところです。ゼロカーボンシティを達成するためには、広域的な取組が必要であり、近隣自治体との連携は欠くことができないことから、香川県をはじめ県内の自治体とその方向性を共有し、広域的な視点からゼロカーボンに向けた取組を推進してまいります。   以上、答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) ゼロカーボンシティを達成するためには、近隣の市町村とかというても、まだ今3つしか宣言してないので、なかなか難しいとは思いますけれども、やはり少しずつでも前進していくことが大事なことかと思いますので、そこのところ、どうぞよろしくお願いいたします。   それと、この5月26日に政府で温暖化対策推進法というのが法律化されました。その中で、地域としてゼロカーボンシティを市長宣言をしたらいろいろな政府の補助金がつくような施策もいっぱい出てきてますので、生活環境課でもそれをしっかりと調べていただいて、取れる補助金は取れるように、頑張っていただきたいと思いますので、そこのところ、どうぞよろしくお願いしておきたいと思います。   それと、そのことですけれども、市として再生エネルギーの導入とか、自治体の促進区域に加入をすることによって補助金をいただけるということなので、よろしくお願いします。   最後に、市民へのアピールはもちろんではありますが、事業者への呼びかけはより具体的で実効性のあるものでなければならないと思います。そのことについてはどう対処していくおつもりなのでしょうか、お尋ねいたします。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) ゼロカーボンシティ宣言に係る事業者への呼びかけについてお答えします。   議員御案内のとおり、本市におきましては、本年3月定例会においてゼロカーボンシティを宣言し、今後、温室効果ガスの排出量実質ゼロに向けた取組を推進する旨を表明しております。私といたしましても、気候変動への対策やこれに伴うエネルギー政策は、国を挙げて取り組むべき喫緊の課題として認識しております。ゼロカーボンに係る現方針を受け継いで、さらに推進することを表明いたします。   そこで、事業者への呼びかけなど、どう対処していくつもりかとの御質問ですが、国内における温室効果ガスの総排出量のうち、事業者に起因するものがその大半を占めていることから、ゼロカーボンシティの実現のためには、市民の皆様だけでなく事業者と一体となった取組が不可欠であると認識しております。本市では、従来から市内事業者に対して環境に優しい事業所登録制度を設け、事業活動から生じる環境負荷の低減など、環境に配慮した事業活動を推進してまいりました。市内にはこのような環境活動に積極的に参入する事業者も多数おられますことから、ゼロカーボンの実現に向けては、こうした事業者を中心にさらなる協力をお願いする必要があるものと考えております。その際には、商工会議所や飯綾商工会などを通じて、SDGsの基本理念やゼロカーボンの趣旨を賛同していただけるよう働きかけるとともに、国、県、市等が実施する事業者向けの補助制度などを関係課において取りまとめ、事業者が施設、設備を更新する際には、環境負荷の低減に役立つ、実用的な情報も提供してまいりたいと考えております。そして、事業者のみならず一般市民の方々に対しましても、ゼロカーボンの実現に向けた本市の考えを、私からのメッセージとして、ホームページや広報紙などの様々な媒体を活用して強く発信してまいりますので、議員各位におかれましても、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆17番(三宅真弓君) 議長、17番。 ○副議長(福部正人君) 17番 三宅真弓君。             〔17番(三宅真弓君)登壇〕 ◆17番(三宅真弓君) 市長、力強いメッセージありがとうございました。本当に実行してくださいね。よろしくお願いします。   もう2050年やというたら、私は100近いかな、100歳ぐらいになっております。でも、ここにいらっしゃる皆さんの子供、孫、そしてこれから生まれてくる子供たちにとって、私たちがいかにこの環境をよくしてあげるということ。自分たちの未来が危ういということをここで自覚して、しっかり未来の子供たちに受け継いでいかなければならないと思います。今、本当に大型台風が来たり、気温が、昨日もどっか三十四点何度という高温が出ておりました。それと、今もう世界中いろいろなところが森林が焼けて、動物が死んだり、本当に異常気象によって、温度が1.5度上がったらすごいいろいろな環境が変わる。今、魚もだんだんだんだん水温が上がったらとれなくなる。ほんで、森林が焼けたら周りの緑がなくなって、洪水が起きたりするし、あと、いろいろな悪い肥料使ったりしたら作物もよくない状況が起きますから、学校で環境教育も行っていただいているとは聞いとんですけれども、私たちは、今よければいいんじゃなくて、将来、これから、みんなが脱炭素社会の構築に向けてしっかりと取り組んでいくべきだと思いますので、丸亀市も我々も一緒になって、明るい2050年が迎えられるように。また、企業も、ゼロカーボン実行してないような企業はこれからどんどんと取り残されていくような時代にもなってますので、ぜひ私たち、未来に向けてしっかりと、ゼロカーボンに向けて頑張ってまいりたいと思いますので、どうか丸亀市の皆様におかれましても、私たちもしっかり取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。   終わります。 ○副議長(福部正人君) 以上で17番の発言は終わりました。   ここで10分間程度休憩をいたします。               〔午後1時48分 休憩〕             ───────────────               〔午後1時57分 再開〕 ○副議長(福部正人君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続行いたします。   3番 角野仁美君。             〔3番(角野仁美君)登壇〕 ◆3番(角野仁美君) 初めて一般質問に立たせていただきます。新人、市民クラブの角野仁美です。よろしくお願いいたします。   私、本日は大綱4点についてお尋ねいたします。   私は、丸亀市の運動、健康、子育てを向上させて、丸亀市をさらに元気に、にぎやかに、そして暮らしやすいまちにしていきたいと考えております。私は、丸亀市土器町で中学生と小学生の子供を育てております。県外から嫁いでまいりましたが、丸亀市は、母子愛育班という子育てをしている方が交流をする場を設けておられたりして、実家から離れて暮らす人にとっても人とのつながりをつくることがしやすく、子育てのしやすいまちだと感じております。   1つ目の質問は、子育て世帯への経済的支援についてです。   生後3か月から1歳の子供に、紙おむつ、粉ミルク、離乳食の中から3,000円分、自由に選んでいただいて、現物支給をしていただきたいと思っております。そのことについて、市の考え方、これからの取組についてお伺いいたします。今でもとても子育てをしやすい丸亀市、さらに子育てをしやすい丸亀市をつくることで、子育て世代の皆様に選んでいただき、移住を促し、暮らし続けていただけるにぎやかな丸亀市にしていきたいと考えております。今現在の丸亀市の子育て支援、こども医療費助成制度、児童手当、育児用品貸出し等、様々な御支援をいただいております。さらに一歩大きく前へ進めるために、さらに子育てをしやすい丸亀市をつくるために、紙おむつ、粉ミルク、離乳食の中から自由に選んでいただいて、現物支給をしていただきたいです。近隣では、兵庫県明石市がこちらに取り組んでおられて、既に支給が開始をしております。支給の開始後では、出生数が4年連続で増加をしております。四国中央市では平成23年4月から、1歳の子供がいる御家庭に紙おむつを無償提供されております。我が国では急速な少子化の進行が進んでおります。この丸亀市も例外ではありません。少子化の進行を食い止めて、子育て支援の質、そして量、ともに向上をさせて、子育てをされている皆様へ経済的支援をするために、負担を少しでも軽減するために、現物支給をしていただきたいと考えております。子育て事業が充実することで、丸亀市に子育て世代の皆さんが集まり、お引っ越しをしてきてくださる方が増えば、人口が増えて、さらに丸亀市がにぎやかに元気になることや、さらなる世帯税収入が期待ができると思います。そして、丸亀市を居住地に選んでいただける後押しになると考えます。さらに子育てのしやすい環境を整えることで、幼児虐待を防ぐことにもつながると思います。第2期丸亀市こども未来計画基本理念には、「すべての子どもの健やかな育ちを家庭と地域社会が力を合わせて見守り、支えるまちまるがめ」とあります。第4章の2、基本目標に、「市民が安心して子どもを産み、健やかに育てることができるよう、子どもを育む家庭を包括的に支援していくことが重要です」とあります。国立社会保障・人口問題研究所、第15回出生動向基本調査、結婚と出産に関する全国調査によりますと、夫婦の予定子供数が理想子供数を下回る理由は、子育てや教育にお金がかかり過ぎるであり、妻の年齢35歳未満の若い層では8割前後の高い選択率となっております。丸亀市の現状、平成2年から平成30年までの間に、児童人口ゼロ歳から17歳は5,711人減少しております。児童人口割合は23.5%から16.8%に減少をしております。何とか歯止めをかけなければなりません。どうか紙おむつ等の支給を開始していただき、子育て中の皆様、そして今から子供を産み育てようとされている皆様への力強い後押しをしていただきたいと思います。誰もが住みたい、そして住み続けたいと思う丸亀市を一緒につくっていきましょう。前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。市のお考えをお示しください。 ○副議長(福部正人君) ただいまの質疑に対し、理事者の答弁を求めます。   健康福祉部長 宮本克之君。             〔健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕 ◎健康福祉部長(宮本克之君) 3番角野議員の子育て世帯への経済的支援についての御質問にお答えいたします。   本市では、こども未来計画に基づき、子供や子育て家庭を社会全体で支えるため、子育て施策を総合的かつ計画的に推進しており、子供が心身ともに健やかに育つための様々な子育て施策を充実させることが重要と考えております。子育て支援として、18歳までの子供を3人以上養育している保護者に対して、3人目以降、新たに出産した場合に5万円を支給する多子世帯出産祝い金支給事業や、子育てに関する不安や疑問など、様々な相談に対応する総合相談窓口である、まる育サポート、あだぁじぉにおいて、臨床心理士など、専門的知識を有する相談員による、妊娠期から切れ目のない子育て相談支援事業や、出産後に不安なことが多い新生児や乳幼児育児についての相談や情報提供を行うため、随時、保健師が家庭訪問する赤ちゃん訪問など、成長を見守る支援事業を実施しております。議員御紹介の先進自治体の子育て支援ですが、紙おむつ、粉ミルク、離乳食など、約3,000円相当の子育て用品を見守り支援隊が毎月自宅にお届けするものや、地元の紙おむつメーカーと市が協力して紙おむつを無償提供するというものであり、地域の資源を活用し、企業と行政が共同で子育て世帯を応援する魅力的な取組と存じます。本市におきましても、地元のコープかがわと包括連携協定を締結して、市から助産師、保健師が生まれた赤ちゃんがいる家庭を訪問した際にチラシをお渡しし、紙おむつなどの子育て生活用品を自宅にお届けする子育て支援サービスの無償提供をいただいており、大変好評を得ているとのことであります。   そこで、議員御質問の月に3,000円を上限に紙おむつなど、現物支給の導入については、現状においては、財政上、難しいものと考えておりますが、今後も地域全体で子育て世帯を支援できるよう、必要とする支援策の充実に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆3番(角野仁美君) 議長、3番。 ○副議長(福部正人君) 3番 角野仁美君。             〔3番(角野仁美君)登壇〕 ◆3番(角野仁美君) 御答弁ありがとうございます。財政的に難しいという御答弁を頂戴いたしましたが、丸亀市、そして日本の未来のためにも、何とかまた前向きに御検討、そして研究をいただけるととてもうれしいです。よろしくお願いいたします。   続きまして、次の質問に進ませていただきます。   2つ目の質問は、コロナ禍における丸亀市に暮らす皆様の健康づくりの向上についてです。   私は、コロナ禍の今こそ、スポーツや運動を取り入れて、健康づくりを進めることが大切だ思っております。私は、エアロビクスやヨガのスポーツインストラクターをしております。そのおかげで心身ともにとても健康です。スポーツは心も体もとても元気にしてくれます。   そこで、お尋ねいたします。   閉塞感が漂うこのコロナ禍の中で、不要不急の外出ができず、おうちの中におられて、体力が幾らか落ちてしまっている丸亀市に暮らす皆様のために、健康、そしてスポーツの観点から、どのような取組をしていただいたのでしょうか、お示しください。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) コロナ禍での健康スポーツへの取組に関する御質問にお答えします。   新型コロナウイルス感染症は、昨年度末から国内で感染拡大し、いまだ収束が見込めない中、市民には、長期化している自粛生活により、心身の健康が心配される状況が続いております。このような中、市といたしましては、コロナ感染の影響で施設の閉館が余儀なくされることもございましたが、スポーツの重要性は十分に認識しているところであり、コロナ対策を講じつつ、市民の皆様へスポーツの機会の提供と呼びかけを行ってまいりました。まず、3密を避けるため、屋外におけるイベントとして、県内のウオーキング愛好者を対象とした第30回ふるさと健康ウオーク、2021丸亀市のんびりウオーク、里山森林浴ウオーク等を実施し、皆様にコロナ禍においても楽しめるウオーキングの機会を提供するとともに、コロナ禍においても運動やスポーツを継続して実施することの大切さを周知できたと考えております。また、昨年12月には、市民体育館におきまして、コロナ対策を十分に講じた上で、スポーツ推進員による屋内ペタンク大会を開催し、その後、その開催方式を参考にしていただくことで、各地区コミュニティにおいても同様にスポーツイベントを楽しんでいただくことができました。さらに、自宅等においても運動やスポーツを楽しんでいただけるよう、動画配信等を活用した取組といたしまして、おすすめ筋トレメニュー動画や免疫力アップトレーニングシリーズ動画を市健康課が配信するとともに、本市のスポーツ推進員がオリジナルのリズム体操であるおなじみ体操を実践している動画を作成し、コミュニティにDVDを配布すると同時に動画を配信し、世代を問わず体操を楽しんでいただけるよう取り組んでおります。そのほかにも、丸亀市体育協会が武道の祭典特別編として、剣道や少林寺拳法等、5種目の武道団体のPR動画を作成し、動画視聴に懸賞を設け、より多くの方々に感心をお持ちいただけるよう工夫を凝らしました。このように、コロナ禍でスポーツイベント等、事業実施の制約がある中におきましても、世代、場所を問わず、スポーツを気軽に楽しんでいただけるような取組を実施し、市民の心身の健康維持に努めております。   以上、答弁といたします。 ◆3番(角野仁美君) 議長、3番。 ○副議長(福部正人君) 3番 角野仁美君。             〔3番(角野仁美君)登壇〕 ◆3番(角野仁美君) コロナ禍という大変厳しい状況の中で、ウオーキングのイベントですとか動画の配信など、丸亀市に暮らすみんなをすごく大切に思っていただいて、たくさんの取組をしていただいているということに対してすごく感謝いたします。ありがとうございます。   次の質問に進めさせていただきます。   毎日の生活の中に運動をできるだけ取り入れることで、心身ともに健康な方がさらに増えていくことが期待できます。そうすれば、丸亀市全体の医療費の抑制にもつながると思いますし、誰もが迎えます老後に、介護のためを考えてためておられたお金を、おいしいものを食べたり、コロナ禍が終われば御旅行に行かれたり、欲しいものをお買物をされるなど、人生をより豊かに楽しんでいくことのために使っていただきたい。それをこの丸亀市でお買物をしていただければ、丸亀市の経済効果が上がり、まち全体が潤っていくと期待できます。そのために、生活の中に運動を取り入れていただくように促して、健康な方をもっともっと増やしていきたいと考えます。丸亀市が発行されております健やかまるがめ21によりますと、人生の目的は、単に病気を予防することではなく、より充実した満足できる暮らしを実現していくことです。しかし、健康を害すると、そのより充実した満足できる暮らしの土台が大きく損なわれます。市民一人一人の人生設計の重要な部分を占める健康を維持するには、健康づくりが不可欠ですとあります。どうか私たちが暮らす丸亀市に健康な方がさらに増えていくように取り組んでください。コロナ禍での今後の工夫や取組、そしてコロナ禍収束後にどのようなスポーツイベントや取組を計画、企画されて、丸亀市を盛り上げていただけるのかをお示しください。 ○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。             〔市民生活部長小山隆史君)登壇〕 ◎市民生活部長小山隆史君) コロナ禍での今後の工夫や取組、コロナ収束後のスポーツイベントや取組に関する御質問にお答えします。   議員御指摘のとおり、本市の健康増進計画である健やかまるがめ21では、「みんないきいき わがまち丸亀」を基本理念に掲げ、市民が元気で心豊かに過ごせる丸亀市を目指して、各種施策を推進しているところです。しかしながら、スポーツ庁による2020年度の体力運動能力調査の結果の速報値によりますと、全国的にコロナの影響が顕著であり、大半の年齢層で前年度と比較して体力が低下したとの結果が出ております。一方で、今年全国の自殺者は、昨年7月以降、4月まで10か月連続増加し、長引くコロナの影響が国民の心身に強く影響しているものと思われます。   このような中、市や市体育協会では、ウイズコロナを事業として、国や競技団体が示すコロナ対策ガイドラインを遵守し、市民の安全を確保した上で女子サッカー教室など、各種事業を進めております。また、情報発信の取組といたしまして、現在介護予防を目的に本市が考案しました、しゃんと体操のDVDの貸出しと、中讃ケーブルテレビでの啓発を行っておりますが、今後、さらなる啓発を目的に、市公式ユーチューブへの掲載を計画しております。さらに1年延期になった県内最大のスポーツイベントである香川丸亀国際ハーフマラソン大会につきましては、参加者のみならず、御協力いただくスタッフ全ての方々のコロナ対策を講じつつ、大会開催に向け、皆様に安全かつ明日への活力を御提供できるような大会を目指して準備を進めております。このほか、本市の地域担当保健師を含む地域担当職員、スポーツ推進委員、そして各地区の体協支部の皆様等と連携しながら、市民の皆様が再び地域に出向く機会を創出し、地域の元気を取り戻すことで、市全体の活性化と市民の心身の健康増進につなげてまいります。   以上、答弁といたします。 ◆3番(角野仁美君) 議長、3番。 ○副議長(福部正人君) 3番 角野仁美君。             〔3番(角野仁美君)登壇〕 ◆3番(角野仁美君) 御答弁ありがとうございます。女子サッカーやハーフマラソンなど、私たちも一緒になって盛り上げていきたいと思っております。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。   引き続き、次の質問に移らせていただきます。   質問の3つ目は、コロナ対策についてです。   私は、丸亀市役所と丸亀市が管理をされている全ての建物の入り口に、自動で測れる体温計を設置していただきたいと考えております。私が調べた状況では、丸亀市民体育館、高松市役所、宇多津町役場、善通寺市役所、さぬき市役所、三豊市役所、東かがわ市役所、土器コミュニティセンター、岡田コミュニティセンターにも設置をされております。民間の施設でも、フィットネスクラブや病院をはじめ、たくさんのところに自動で測れる体温計が設置されております。御存じのとおり、コロナウイルスの第4波が来ております。丸亀市役所という公の建物に、調べていなくて体温が高い方が入ってこられてしまうという状況は改善したほうがよいと思います。どうか発熱されている方にお知らせをできるように、丸亀市役所と丸亀市が管理をされている全ての建物の入り口に体温を測る器械を設置していただきますようお願いしたいと思います。市のお考えをお示しください。 ○副議長(福部正人君) 総務部長 栗山佳子君。             〔総務部長(栗山佳子君)登壇〕 ◎総務部長(栗山佳子君) 3番角野議員の丸亀市役所と丸亀市が管理する全ての建物への自動体温計の設置についての御質問にお答えいたします。   議員御承知のとおり、いまだ全国的に新型コロナウイルス感染症患者の発生が続いており、香川県におきましては、6月1日に緊急事態対策期から感染拡大防止集中対策期へ一ランク引き下げられたものの、まだまだ予断を許さない状況にもありますことから、本市といたしましても、様々な手法により、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努める必要があると考えております。また、新型コロナウイルスに限らず、感染症の予防には、感染しないことと、他人にうつさないことが重要であり、そのためには手洗いや手指消毒、うがいの励行のほか、3密の回避やマスクの着用、せきエチケットの実施、各家庭における体温測定など、一人一人がまずは基本的な感染予防対策をしっかり行う必要があると存じます。   そこで、議員御質問の丸亀市が管理する全ての建物への自動体温測定器の設置についてでございますが、このうち市庁舎及び飯山、綾歌の両市民総合センターにつきましては、マルタスや小学校などに設置している体温測定器を参考にした上で、先般、機種を選定し、順次設置を行っているところです。今後、この体温測定器が、来庁される方のセルフチェックの一助となることにより、感染予防対策に係る意識づけにつながればと考えております。   なお、検温の結果、万が一、37.5度以上の体温が測定された場合につきましては、来庁者皆様の安全・安心を確保するため、基本的には庁舎への入場をお控えいただきたく存じますが、急を要する手続などがある場合につきましては、総合案内の職員に御相談をいただき、その指示に従っていただくようお願いすることを考えております。   一方、その他の市が管理する施設につきましては、各施設を利用される方の人数や目的、利用方法等が異なりますことから、それらを踏まえ、当該施設において自動体温測定器の設置も含めた最適な検温方法や検温後の対応方針を決定してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆3番(角野仁美君) 議長、3番。 ○副議長(福部正人君) 3番 角野仁美君。             〔3番(角野仁美君)登壇〕 ◆3番(角野仁美君) 丸亀市役所とたくさんのところに設置していただけるということで、前向きな御答弁をいただきありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。   では、次の質問に移らせていただきます。   最後の質問は、市長の10万円給付の公約についてです。   市長のお考えで10万円から5万円に変更されましたが、私は一律給付ではなく、コロナ対策や本当に生活や事業等で困っておられる方に範囲を決めて、できる範囲で潤沢に給付を行っていただきたいと考えております。御存じのとおり、先ほども申し上げましたが、コロナウイルス感染の第4波が来ており、丸亀市も毎日のようにコロナウイルスに感染された方が発表されております。予断を許さない状況です。今は早急にコロナを抑えることが一番のように思っております。コロナを広げていかないように予防するため、かかっていないか、PCR検査や抗原検査等をするため、そしてワクチンを全ての希望される市民の皆様にいち早く打っていくことのためにお金を優先して使っていただきたいと思います。このコロナ禍の収束のめどはまだ見えておりません。これからも生活や事業等でお困りになられる方が出てこられる可能性が高いと思います。自力で衣食住を整えることができる方にはそのまま踏ん張っていただいて、生活に困窮されている方やコロナ対策、例えばパートや非正規で仕事を失ってしまった方、自営業で収入が下がってしまった方、低所得の方、国の支援が届いていない方、飲食事業者及び飲食関連者等の皆様に香川県が行っております香川県営業継続応援金に丸亀市がさらに上乗せをしての給付をする、宿泊業をはじめ支援を必要とされている方たちに給付をするなど、市民の命や暮らしを助けることのために大切なお金を使っていただきたいと思います。困っておられる方を救いたい、みんなでこのコロナ禍を切り抜けて助かりたいという気持ちは、きっと同じなのではないかと思います。私は、丸亀市に暮らしておられる皆様に一律給付ではなく、コロナ対策や本当に生活や事業などで困っている方に、範囲を決めて、できる範囲で潤沢にお金を給付すべきと考えますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお示しください。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 私の選挙公約の10万円給付に関する御質問にお答えいたします。   昨今の県下、また市内のコロナの感染状況から、目下の最優先課題はコロナ封じ込めといった認識は、私も議員と同様であります。そのため、現在、7月1日からの運用開始を目指し、大型接種会場の設置に向けた準備を進め、ワクチン接種の加速化に取り組んでいるところでございます。それと並行して進めてまいりたいのが、今回の全ての市民の皆様への現金給付であります。議員御指摘のとおり、今後の感染状況による市民や事業者への影響などを考えると、10万円での提案はかないませんでしたが、私はこれまでの答弁でも申し上げましたとおり、今、市民の皆様への現金給付による経済対策を打つことで、市内経済を潤し、市民生活を支えてまいりたいのであります。確かに議員御提案の生活困窮者などに限った支援方法もございますが、私といたしましては、全ての市民の皆様に給付する現金が市内の店舗等で消費され、経済を循環することにより、市民の皆様とともにコロナに打ち勝つ地域社会を築いていくことができればと考えるものでございます。そのためにも、改めまして、市民の皆様には市内消費への御協力をお願いしたいのであります。   いずれにいたしましても、長引くコロナ禍は、まだまだ収束の兆しが見通せず、さらなる市民生活への影響が懸念されます。今後も引き続き感染等の動向に留意し、必要であれば、議員御提案の方法も含めて、状況に応じた支援策を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、以上、答弁といたします。 ◆3番(角野仁美君) 議長、3番。 ○副議長(福部正人君) 3番 角野仁美君。             〔3番(角野仁美君)登壇〕 ◆3番(角野仁美君) 御答弁ありがとうございます。再質問させていただきます。   PayPayを使って給付したお金をたくさん丸亀市で使っていただくという取組をいただいておりますが、そのほかに工夫ですとか取組、市長が使ってくださいってお伝えをするという、言葉の発信以外にも何か取組とかがあれば、お示しください。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 再質問にお答えいたします。   今、現在、丸亀市独自でやっていますのは、丸亀市新型コロナウイルス関連融資事業者応援給付金、これは30万円を上限として融資をしていっているということです。それともう一つは、丸亀市Withコロナ事業継続応援補助金、これも今現在もやっております。それだけでは、今どんどんと経済格差も生まれて、コロナによって、言わば困っている、収入ももうがくっと減っている人たち、そしてまたそこでもうお店をやめよう、会社をやめようかと考える人たちに、どうするのが一番いいかということをもう考えて考えた挙げ句、これは困窮者の方だけに回すのではなくて、丸亀市全体の経済を回すという意味では、この丸亀市内で現金給付を全員の市民の方にすることをまず考えたのが1つです。それと、あとPayPayを9月、10月と併せてやるということをやっております。今、そのほかというのは、今回のことを実際やってみて、それをしっかりと検証して、本当にそれをやった、今度の現金給付とPayPayとというのがどのような効果があったのかというのは、しっかりと検証をして、その後、まだコロナも続きますでしょうし、そしてまた経済状況等もいろいろと変わっていきますから、その辺の状況をしっかりと見据えた上で、じゃあ次はどんなことをするかというのを決めていきたいと考えております。   以上、再答弁とさせていただきます。 ◆3番(角野仁美君) 議長、3番。 ○副議長(福部正人君) 3番 角野仁美君。             〔3番(角野仁美君)登壇〕 ◆3番(角野仁美君) 今までに行われている丸亀市の皆さんを助ける取組ですとか、今回、給付をされたとして、検証があって、うまくいった後のお話をいただきありがとうございます。今回、大きなお金を、もし議会を通れば使っていくということで、やっぱり確実に、私は一律給付ではなくって、決められた方に給付を望んではおりますが、市長は一律給付を望んでおられて、PayPay以外にそのお金を使って、丸亀市がどんどん検証結果がプラスになるということのために、市長はどのような工夫、取組を、PayPay以外に何か考えておられるのかなというのがあれば、示していただきたいなと考えました。お願いします。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) 再々質問にお答えします。   今も申しましたように、今回のこのことをやって、これは議会が通ればですけど、これをやらせていただいて、その状況というのを、これ、先ほども言いましたように、現金給付だけで約57億円、そしてPayPayと合わせたら約63億円という、これはもう本当に大きい金額を使いますので、これも100年に一度、もう一大事ということで、私はこれを議案提案してるわけなんですけれども、これだけのお金を使いますので、このことをしっかりと検証した上で、その後、じゃあどういったことをしたらいいかということを十分に考えて検討して行いたいということでありますので、今現在で次はこれをやるというのは、まず検証してからと思ってますので、そこのところを十分御理解していただいて、どうぞ御協力をいただきたいと思ってます。   以上、再々答弁といたします。 ◆3番(角野仁美君) 議長、3番。 ○副議長(福部正人君) 3番 角野仁美君。             〔3番(角野仁美君)登壇〕 ◆3番(角野仁美君) 私の質問の仕方が不慣れで申し訳ありません。PayPayだけを今回のこの63億円を給付するってなったときに、お金を広く使っていただくことの対策として考えておられるということで、あっておりますでしょうか。 ○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。             〔市長(松永恭二君)登壇〕 ◎市長(松永恭二君) すみません、私ももっと詳しく。そのほか、今、商工会議所、飯綾商工会等とも話合いをして、この議案が通りますと、もう今既にいろいろな話を持ちかけております。要は丸亀全体でのキャンペーンを行って、丸亀市内で消費をしてください、そして事業者はそれを取り込む工夫をしてくださいという、こういったキャンペーンを、実は言葉も、キャッチフレーズも考えているんですけれども、それは議案が通ってから、キャンペーンとキャッチフレーズといいますか、言葉も考えてるんですわ。ここでちょっと言いたいけど、議案通らんことにはやっぱりあれなんで、そう考えてます。要はもう丸亀全体のキャンペーンをして、今丸亀市が経済が低迷していて、この閉塞感がある、これを何とか、まだコロナの中間ではありますけれども、一遍ここで投資することによって、今ここでお店をやめてしまう、そしてまたその仕事をやめてしまう、会社をやめてしまう方々が、今回のこのキャンペーンの中で、ようし、もう一踏ん張りやってやろうという人がやっぱり出てくると考えてますので、それが続けば、10年後、20年後にそのお店、その人、その会社が物すごく丸亀に貢献するようなお店であったり会社であったりする可能性も出てきますので、このコロナ禍の中の中間地点として、どうしても私はこれをやりたいという思いで議案提案をしております。今言ったような形で進めさせていただきますので、どうぞ御理解していただきますようによろしくお願いします。   以上です。 ◆3番(角野仁美君) 議長、3番。 ○副議長(福部正人君) 3番 角野仁美君。             〔3番(角野仁美君)登壇〕 ◆3番(角野仁美君) もう一つ、再質問させてください。   市長が丸亀市に暮らす皆様に、選挙期間中にたくさんの方と出会ってお話をされたとお伺いいたしました。1万人近くの方にお話をお伺いされたと聞いたんですけれども、当時10万円を何とか給付したいと思った方の割合というのは、1万人の方、皆さん1万人がそうだったんでは、違うのかなとは考えるんですけれども、大体おおよそ何千人ぐらいの方が困っておられて、これは何とかしないとということで、お金をって思われたのかをお示しください。 ◆7番(水本徹雄君) 議長、議事進行。   今の角野議員の質問は通告に入っておりません。注意してください。 ○副議長(福部正人君) 発言通告に従って再質問をお願いいたします。 ◆3番(角野仁美君) 失礼いたしました。   では、私の質問は以上とさせていただきます。たくさんの御答弁をいただきまして、ありがとうございました。 ○副議長(福部正人君) 以上で3番議員の発言は終わりました。   本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたします。   なお、次回会議の再開は明日午前10時といたします。   御審議、お疲れさまでした。               〔午後2時41分 散会〕             ───────────────   地方自治法第123条第2項の規定による署名者            議 長            副議長            議 員            議 員...